"MNM"完全解体の可能性が出てきた。

　英公共放送『BBC』は６月12日、パリ・サンジェルマンがインテル・マイアミ行きの意思を明らかにしたリオネル・メッシ、クラブとの不和も囁かれるネイマールに加え、「キリアン・エムバペを売却する用意あり」と題した記事を掲載。「１年後に無償で失うリスクを冒すよりも、この夏に売却する用意があるようだ」と報じた。

「フランス代表FWの現在の契約は、来シーズン末で終了し、さらに１年のオプションがついている。24歳の彼が2025年まで更新するかどうかをPSGに伝えるには、7月31日という期限が設けられていた。数か月に渡る話し合いの末、『ノー』という書簡を送ったのだ」

　同メディアはさらに、決別の根拠として、こうも伝えた。
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「記録的な得点王は、来シーズンの終わりにフリーで去るかもしれない。この動きは交渉の戦術である可能性がある。しかし、フランス王者は何年も一貫した戦略を持たずにスター選手を買い続けた後、チーム作りの方針を再調整するなか、エムバペを無償では手放さないと決意した。クラブは自分たちがレターを見る前にメディアにリークされた事実に苛立っている。

　つまり、2018年ワールドカップ優勝者の将来の意思について確約を得られない限り、欧州の主要クラブが警戒するような動きで売却する運びになるのだ。レアル・マドリーはこのフランス人選手の長年のファンだ。カリム・ベンゼマがサウジアラビアに移籍したため、ストライカーを必要としているが、トッテナムのハリー・ケインも後釜の有力候補だ」

　パリ・サンジェルマンは今夏、再び日本ツアーを敢行するが、３トップは昨年から全員入れ替わっているかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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