「ピトゥカ選手もそんなに激しく追ってない」
鈴木の“PKやり直し”が議論の対象に。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)
PKやり直しは妥当だったのか。
6月11日に開催されたJ1第17節の鹿島対湘南で、81分に鹿島の鈴木優磨のPKを、湘南のGKソン・ボムグンがストップ。こぼれ球を湘南の選手がクリアし、プレーが切れたところでVARが介入。PKが蹴られる前に湘南の選手がエリア内に侵入していたとして、PKがやり直しとなった。
【動画】81分、鈴木優磨のPKシーン
この事象が『Jリーグジャッジリプレイ』で取り上げられる。映像では、キックの瞬間に、湘南側の選手のつま先や上半身がエリア内に入っているように見えるが、桑原学アナウンサーが「誰がどう見ても、明らかに早く入ったよね、というところまでではない」と状況を説明する。
先にエリア内に入った湘南の選手がセカンドボールをクリアしたことで、VARの対象に。一連の流れに、ゲスト出演した元日本代表DF坪井慶介氏は「お願い。これは取らないで。そのまま流して。お願いです(笑)」とコメントし、自身の見解を述べる。
「(先に入った選手が)鈴木優磨選手の妨害にはたぶん、なっていないし、入った選手が最初にクリアはしているんですけど、その後ろにいる(鹿島の)ピトゥカ選手は、そんなに追っていないから、そこも可能性としては低い。規則上では(やり直しに)なってしまうんですけど、鈴木優磨選手の邪魔になっていない、ピトゥカ選手もそんなに激しく追ってないぞ、を考えると、お願い(笑)っていう感じですね」
6月11日に開催されたJ1第17節の鹿島対湘南で、81分に鹿島の鈴木優磨のPKを、湘南のGKソン・ボムグンがストップ。こぼれ球を湘南の選手がクリアし、プレーが切れたところでVARが介入。PKが蹴られる前に湘南の選手がエリア内に侵入していたとして、PKがやり直しとなった。
【動画】81分、鈴木優磨のPKシーン
この事象が『Jリーグジャッジリプレイ』で取り上げられる。映像では、キックの瞬間に、湘南側の選手のつま先や上半身がエリア内に入っているように見えるが、桑原学アナウンサーが「誰がどう見ても、明らかに早く入ったよね、というところまでではない」と状況を説明する。
先にエリア内に入った湘南の選手がセカンドボールをクリアしたことで、VARの対象に。一連の流れに、ゲスト出演した元日本代表DF坪井慶介氏は「お願い。これは取らないで。そのまま流して。お願いです(笑)」とコメントし、自身の見解を述べる。
「(先に入った選手が)鈴木優磨選手の妨害にはたぶん、なっていないし、入った選手が最初にクリアはしているんですけど、その後ろにいる(鹿島の)ピトゥカ選手は、そんなに追っていないから、そこも可能性としては低い。規則上では(やり直しに)なってしまうんですけど、鈴木優磨選手の邪魔になっていない、ピトゥカ選手もそんなに激しく追ってないぞ、を考えると、お願い(笑)っていう感じですね」
ジャッジ解説員の家本政明元国際審判員は、競技規則を踏まえて、この判定に理解を示しつつ、「ただ…僕はもう(現場を)離れた人間ですけど」として、次のように続ける。
「これをやるんだったら、すべてそうしてね、っていう話になってしまう。あまりにもギャップがひどすぎると、する人も、見る人も、楽しくないんですよ。神経がそっちにばかりにいっちゃうから」
定められたルールは尊重されるべきだが、「どこまで厳密さを求めるか。フットボールは多少の遊びがあるから、面白いスポーツだと思っている」と持論を展開。「競技規則の前にある、精神みたいなところを、レフェリーサイドがもう少し理解したうえで、規則を運用されたほうが、フットボールはもっと魅力と価値が上がるのかなって気はします」との考えだ。
なお、やり直しとなったPKでは再び、ソン・ボムグンがストップ。試合は、43分の樋口雄太のFK弾を守り切った鹿島が1-0で勝利している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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「これをやるんだったら、すべてそうしてね、っていう話になってしまう。あまりにもギャップがひどすぎると、する人も、見る人も、楽しくないんですよ。神経がそっちにばかりにいっちゃうから」
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なお、やり直しとなったPKでは再び、ソン・ボムグンがストップ。試合は、43分の樋口雄太のFK弾を守り切った鹿島が1-0で勝利している。
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