U-22日本代表、欧州遠征でメンバー争いがさらに激化! 大岩剛監督は選手間の競争を促す「甘いスタンスで選手たちと接していない」

2023年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手を成長させながら前進させてあげたい」

欧州遠征に臨むU-22日本代表を率いる大岩監督。写真提供:JFA

 来夏に行なわれるパリ五輪を目ざすU-22日本代表が、欧州遠征を実施。6月10日にイングランドでU-22イングランド代表と、14日にオーストリアでU-22オランダ代表と対戦する。

 今年9月のアジア1次予選に向けて着々と準備を進めるなか、大岩剛監督はチームのここまでの仕上がりに手応えを感じている。

「パリまでは1年ですが、1次予選までは数か月。これまでも欧州での強化試合を経験してきたなかで、より我々は攻守両面で成長してきたと思います」

 今回の欧州遠征には、奥田勇斗(桃山学院大)、関根大輝(拓殖大)、根本健太(流通経済大)、平河悠(町田)、重見柾斗(福岡大)と初招集が5人。新しい風が吹き込んだ。
 
 指揮官は「甘いスタンスで選手たちと接していない」とし、普段から選手との関わり方を意識し、チーム内に競争を生むことで、個々の成長を促している。

「ずっと同じメンバーでやるべきではないのは当然ですし、それぞれが成長していかなければ、この競争に勝てないというのは選手たちも重々感じている。当然、競争力があるがゆえに実力が上がっていって、チームとしての塊の大きさができていきます。

 我々の基準はA代表ですが、A代表で(パリ五輪世代の)選手が試合に出ているのかというと出れていないわけですし、そういう意味では我々のサッカーの基準、グループの戦い方をしっかり踏まえたうえで、個の強さを今後も求めていきながら、選手を成長させながら前進させてあげたいと思います」

 約1年後の本大会に向けて、メンバー争いはさらに激化していく。競争を勝ち抜くのはどの選手たちか、U-22日本代表の今後の活動に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】日本代表の歴代ユニホームを厳選写真で振り返り!(1992-2022)

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事