「山形で自主練しようと思ったら」
アルビレックス新潟でのプレー経験がある鄭大世はシーズン移行について独自の見解を示した。写真: J .LEAGUE
Jリーグが検討段階に入った「シーズン移行」。現行の春秋制からヨーロッパの主要リーグと同じ秋春制に変更すべきかについて、元Jリーガーの鄭大世氏が公式YouTubeチャンネル『サッカーダイジェストTV』で独自の見解を示してくれた。
「僕は早く秋春制にしてほしいと現役の時から思っていました。夏はサッカーをする季節じゃない。これが僕の答です。選手の体感温度は40度とかで、その中で毎日練習して、ナイターと言っても気温は落ち着かない。もし秋春制でやっていたら、僕の選手生命はあと3年延びていたと思います。秋スタートになったら、『夏によくサッカーをやっていたよね』ってなるはずです」
鄭大世氏もそうコメントしたように、移行した場合のメリットはまず、夏場の試合が少なくなること。さらには、ヨーロッパのシーズンと重なるため欧州のクラブと移籍のやり取りがしやすくなる点、ACLのスケジュールを円滑に消化できる点、ワールドカップをオフ期間に行なえる点などがある。
一方で、移行した際のデメリットを挙げると、降雪地での試合運営や集客、新卒選手の加入時期、ウインターブレイクを作ることでの過密日程などがある。メリットとデメリットを比べるとどうかとの問いに、鄭大世氏は「デメリットの方が大きい」と即座に回答した。
「メリットの方はどうにかなります。デメリットに挙がった新卒の時期はそこまで大きな問題ではない。過密日程もどうにかなりそう。やはり、除雪地での試合運営ですよね。秋春制に移行するうえで、ここがどうしても大きな壁になります」
「僕は早く秋春制にしてほしいと現役の時から思っていました。夏はサッカーをする季節じゃない。これが僕の答です。選手の体感温度は40度とかで、その中で毎日練習して、ナイターと言っても気温は落ち着かない。もし秋春制でやっていたら、僕の選手生命はあと3年延びていたと思います。秋スタートになったら、『夏によくサッカーをやっていたよね』ってなるはずです」
鄭大世氏もそうコメントしたように、移行した場合のメリットはまず、夏場の試合が少なくなること。さらには、ヨーロッパのシーズンと重なるため欧州のクラブと移籍のやり取りがしやすくなる点、ACLのスケジュールを円滑に消化できる点、ワールドカップをオフ期間に行なえる点などがある。
一方で、移行した際のデメリットを挙げると、降雪地での試合運営や集客、新卒選手の加入時期、ウインターブレイクを作ることでの過密日程などがある。メリットとデメリットを比べるとどうかとの問いに、鄭大世氏は「デメリットの方が大きい」と即座に回答した。
「メリットの方はどうにかなります。デメリットに挙がった新卒の時期はそこまで大きな問題ではない。過密日程もどうにかなりそう。やはり、除雪地での試合運営ですよね。秋春制に移行するうえで、ここがどうしても大きな壁になります」
実際、モンテディオ山形も「シーズン移行の検討について」というクラブリリースで、「現在の降雪時期(12月中旬以降~3月中旬)にホームゲームを開催することは極めて難しいと考えております。物理的な改善がされるか、その時期に試合を山形で開催しないことがシーズン移行した場合の議論の前提です」と発表している。
Jリーグが提案している新スケジュール案では「12月3週目か4週目から翌2月1週目か2週目までウインターブレイク」(素案の段階)となっているが、それでも議論の焦点は「降雪地での試合運営、集客」になりそうだ。
鄭大世氏にはある体験談がある。
「妻の実家が山形で、そこで自主練しようと思って、近くのグラウンドみたいなところに行ったらとてもじゃないけどできる状況じゃなかった。雪が3メートルくらい積もっているから、無理でしたね。試合開催はどうにかなるかもしれないけど、練習ですよね。練習を違う地域でやって、試合だけホームでやるのはありえない」
スケジュールに改めて触れれば、移行した場合、開幕は7月4週目か8月1週目と現段階でなっており、そうなると、夏場の試合を完全に回避できない。日本特有の地形や気候を踏まえると、シーズン移行についてはそう簡単に結論が出ない可能性もあるだろう。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
【動画】鄭大世がジャッジ。シーズン移行の是非
Jリーグが提案している新スケジュール案では「12月3週目か4週目から翌2月1週目か2週目までウインターブレイク」(素案の段階)となっているが、それでも議論の焦点は「降雪地での試合運営、集客」になりそうだ。
鄭大世氏にはある体験談がある。
「妻の実家が山形で、そこで自主練しようと思って、近くのグラウンドみたいなところに行ったらとてもじゃないけどできる状況じゃなかった。雪が3メートルくらい積もっているから、無理でしたね。試合開催はどうにかなるかもしれないけど、練習ですよね。練習を違う地域でやって、試合だけホームでやるのはありえない」
スケジュールに改めて触れれば、移行した場合、開幕は7月4週目か8月1週目と現段階でなっており、そうなると、夏場の試合を完全に回避できない。日本特有の地形や気候を踏まえると、シーズン移行についてはそう簡単に結論が出ない可能性もあるだろう。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
【動画】鄭大世がジャッジ。シーズン移行の是非