J2水戸DF松田隼風がハノーファーへ期限付き移籍! 育成業務提携の条項の一つで実現「海外の厳しい環境に身を置きたい」

2023年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

第20節の千葉戦が最後の出場機会

ハノーファーへ期限付き移籍が決定した松田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J2水戸ホーリーホックが6月8日、DF松田隼風がドイツ2部のハノーファーへ期限付き移籍すると発表。期間は2023年7月1日から2024年6月30日までとなっている。

 現在、19歳の松田は昨シーズン、水戸に加入し、プロキャリアをスタート。今季はリーグ戦7試合に出場し、1ゴールを記録している。また今年6月、U-20ワールドカップへ挑んだU-20日本代表にも選出されていた。

 水戸はハノーファーと今年4月に育成業務提携を締結。クラブは移籍に至った経緯を次のように説明した。

「水戸ホーリーホックとハノーファー96は、2023年7月1日から3年間の育成を目的とした業務提携をスタートさせますが、今回の移籍はその提携の中に含まれる条項の一つであり、ハノーファー96がU20日本代表でも活躍した松田選手を高く評価したことで実現に至っております。

 松田選手は6月11日(日)にホームで行われる明治安田生命J2リーグ第20節ジェフユナイテッド千葉戦が水戸ホーリーホックでの最後の出場機会となり、その後に現地でのメディカルチェックを経て、正式な契約を結ぶこととなります」
 
 また、松田は移籍にあたりクラブを通じてコメントを発表。以下のように意気込んだ。
 
「この度、ドイツブンデスリーガ2部に所属するハノーファー96のU23チームに期限付き移籍することになりました。僕はこれまでの各年代別の代表チームの活動で、海外の選手たちと対戦する機会に恵まれてきたこともあり、少しでも早く海外挑戦をしたいという思いを持っていました。

 また、今年5月に行われたU20W杯に出場させていただいたことで、あらためて自分の課題にも気づかされました。そんな中、クラブの取り組みがきっかけとなり、ハノーファー96からお話をいただけたことは大変光栄ですし、自分の成長のためにも海外の厳しい環境に身を置きたいと思い、今回の移籍を決断しました。

 特別指定も含めると約2年間、いろいろな経験を通じて選手としても人としても大きく成長させてくれただけでなく、今回の移籍も快く送り出してくれたクラブのすべての皆さん、そしてスタジアムやアツマーレでいつも僕を鼓舞してくれたファン・サポーターの皆様に心から感謝しています。今チームは少し苦しんでいる状況ですが、きっとここから好転していくと信じていますし、ドイツから水戸ホーリーホックの躍進を応援しています。

 まずは一年間の期限付き移籍となりますが、次のステップを勝ち取れるよう、そしてもっともっと良い選手になっていけるよう、一日一日を大切に過ごしてきますので、今後も応援いただけると嬉しいです。いつか自分の成長の証と感謝の気持ちを水戸ホーリーホックのユニフォームを着て、ピッチで表現する日を僕自身、楽しみにしています。頑張ってきます!!」

 なお、6月11日に開催されるJ2第20節・千葉戦後、来場したサポーターへ向け、松田による挨拶が行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】名場面がずらり!厳選写真で振り返る"Jリーグ30年史"!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事