【高校選手権】来季のJ内定選手から隠れた逸材まで――大会注目のタレントたち<東海・北信越・関西編>

2015年12月28日 高校サッカーダイジェスト編集部

J王者・広島に内定の注目MFに、圧倒的な走力で「大会の顔」になり得る2年生FW

精度の高い技術で攻撃を操る四日市中央工の森島。来季の広島加入が内定する注目のMFだ。(C) SOCCER DIGEST

 第94回全国高校サッカー選手権大会は、12月30日にいよいよ開幕を迎える。全国の強豪の激突が楽しみな一方で、ハイレベルな技を持つタレントや個性的な特長を持つ選手にも注目してみたい。ここでは大会を彩る冬のヒーロー候補を紹介していく。
 
――◆――◆――
 
森島
四日市中央工(三重/3年/MF→広島内定)
 
豊富なアイデアと技術で局面を一変させる司令塔に、樋口監督は違いを生み出す動きを求める。本人のお手本は「ゴールも奪えて、スルーパスもでき、ゲームも組み立てられる」という柴崎岳。来季の広島加入が内定するU-18日本代表MFに注目だ。15年総体優秀選手。
 
坂本裕樹
富山一(富山/3年/FW)
 
鋭い動き出しで勝負するエースは、決勝の1ゴールを含め地区予選では計18得点とゴールを量産。決定力に加えて守備意識が高まり、攻守両面でチームに貢献できる選手へと成長した。2年前の全国王者である富一を前線で引っ張る。
 
山田盛央 
藤枝東(静岡/3年/FW)
 
地区予選では準々決勝から3試合連続決勝点。「絶対にボールを取られない、大事なところで点を決められるFWになりたい」と語るエースは推進力ある突破と身体の強さを活かして「全国制覇」のためにゴールを奪い続ける。
 
岩崎悠人 
京都橘(京都/2年/FW)
 
2年生にして「大会の顔」とも言える存在のひとり。圧倒的な走力の持ち主は、重馬場でも段違いの加速でDFを置き去りにしてゴールを奪う。年代別代表として国際舞台でも抜群の存在感を示す逸材は選手権の主役となる。U-18日本代表。
 
阿部雅志 
星稜(石川/3年/MF)
 
「チームメイトに影響を与えられるように」と語る主将は言葉とプレーで人の心を動かす。日本一を獲得した前回大会では、決勝だけ出番がなかった。攻撃のスイッチを入れ、戦う姿勢を発揮するMFは1年間の成長を選手権で証明する。

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