［J１第16節］浦和０－０鹿島／６月４日／埼玉スタジアム2002

　浦和レッズは、６月４日にホームで鹿島アントラーズと対戦。０－０のドロー決着だった。

　得点はできなかったが無失点に抑えた一戦で、盤石のディフェンスを見せたのがCBのマリウス・ホイブラーテンだ。鹿島のエースであるFW鈴木優磨とのマッチアップでは優位に立ち、抑え込んだ。

　試合後に取材に応じたホイブラーテンは、「（FWの垣田裕暉と優磨は）２人とも良いストライカーで、裏を狙ってくると分かっていた。特に鈴木は良いストライカー。ただ、全体的に鈴木をしっかりと止められて、良い仕事をしたと思う」と振り返る。

　周到な準備をし、本番で実践してみせた。
 

「分析を試合前にする。良い選手と対戦するのは分かっているし、どこに自分たちがポジションを取っているか、常に集中して、あまりスペースを与えなかったのが一番」

　今季のリーグ戦での無失点は、これで６試合目となった。「もちろんディフェンダーなので、クリーンシートができるかでジャッジされる。ゼロをキープできるのは常に嬉しい」と自信をのぞかせる。

　ホームで勝てなかったことに悔しさを滲ませる。ただ、「僕たちは、対戦相手が得点するのが難しいと証明している」という手応えとともに、「相手のアタッカーに得点できないと思わせないといけない。持続してかないといけない」と決意を語った。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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