「カマダにも断られた」鎌田争奪戦でミランに敗色濃厚のリバプール、英メディアは補強の遅れを危惧「クロップには心配な要素」

2023年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「幸いなのは超トップターゲットではなかったこと」

ミラン移籍が濃厚視されている鎌田。(C)Getty Images

 ターゲットと言われていた選手たちが、別のクラブへの移籍に向かっているとの報道が相次げば、サポーターは不安になるかもしれない。

 フランクフルト退団で去就が注目されていた鎌田大地は、ここにきてミラン加入が騒がれている。報道によれば、週明けにもメディカルチェックが行われるかもしれない。

 欧州の様々なクラブが関心を示していた鎌田だけに、ミラン加入が実現すれば、落胆するファンは少なくない。例えば、リバプールのサポーターだ。

 中盤強化が注目されるリバプールは、ジュード・ベリンガムやメイソン・マウントの獲得が騒がれていた。だが、前者はレアル・マドリー、後者はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍に向かっているとも言われる。

『THE BOOT ROOM』は6月2日、「リバプールのファンにとって幸いなのは、カマダはこの夏の超トップターゲットではなかったことだ」と、補強目標を次々に逃していると言われるリバプールについて報じた。

「だが、この夏はここまで心配な傾向が続いている。長く追っていたにもかかわらず、ベリンガムはマドリーに向かっている。マウントもユナイテッド加入に向かっている。それらに加えてカマダだ。リバプールが望んだ選手の3人が他クラブを選んだようである」
 
 同メディアは「ユルゲン・クロップ監督にとっては、少し心配な要素があるだろう。チャンピオンズ・リーグ出場権逸失が大きいかもしれない。指揮官はこの後の夏がもっと成功となることを願っているだろう」と続けている。

「今回はかなりのマーケットになるという印象だ。リバプールは大きなビジネスを望んでいるクラブのひとつで、多くの選手に関心を寄せているようだ。しかし、まだどの取引もまとめられていない。カマダも彼らが断られた新たな例だ」

「とにかくリバプールは早く動かなければならない。彼らは補強をするだろう。だが本当に大きな問題となるのは、それが彼らのファーストチョイスだったのかということだ」

 プレミアリーグで5位に終わり、来季の復権が期待されるリバプールは、夏のマーケットで望むような補強を実現できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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