「先週は誰かが有利と言われていなかったか?」ポステコグルーがトッテナム行きに言及!スコットランド首相まで退任を不安視「彼が獲得していなければ…」

2023年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当に集中しなければいけない」

トッテナム行きに近づいていると取り沙汰されているポステコグルー 監督。(C)Getty Images

 ロンドン行き加速と報じられるなか、注目されている指揮官は目の前の試合に集中している。

 6月1日、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が早ければ週明けにもトッテナムの次期指揮官に就任するとの報道が浮上した。この2シーズンでセルティックをスコットランドで支配的なチームに導いたオーストラリア人監督は、以前から去就が取りざたされている。

 だが、セルティックは6月3日にスコティッシュ・カップ決勝を控えている。2部インバネスが相手とあり、有利と見られるが、ポステコグルーとチームにとって、国内3冠が懸かる重要な試合だ。

『GlasgowLive』によると、ポステコグルーは自身のトッテナム行きについて、「先週は誰かが有利と言われていなかったか?」と話した。

「こういうことに興味を持ち、憶測するのがみんな好きなのは分かる。我々はそういう立場に立てるように本当にハードワークしてきた。だが、土曜の大事な日に向けてチームを準備する以外のことを考えるようでは私じゃない」
 
 指揮官は「まるで初めてのことみたいに言うが、今季何度かこういう"ダンス"はあったじゃないか。私が何を考えているか、選手たちはよくわかっている」と続けている。

「今朝起きたときに思ったのは、ここ5日、7日間と同じことだ。本当にカップ戦決勝で良い試合をし、真に特別なシーズンにしたいと思っている。このクラブが3冠を含めて多くの成功を収めてきたことは分かっている。だが、歴史的にそうやって言える者は多くない。私だけでなく、一部の選手たちにとっても、唯一のことになるかもしれないんだ。本当に集中しなければいけない」

 ただ、ポステコグルーの去就はセルティックのサポーターにとって大いに気になるところ。それはファンであるスコットランドのハムザ・ユーサフ首相も同じだ。

『HITC』によると、ユーサフ首相は「アンジェがセルティックを去るのを止めるために、私の行政権で何かできることがないか、チーム全体に見直すように頼んだところだよ。もちろん、噂が事実だったらだがね」と、冗談を交えながら、ポステコグルー退任の可能性に言及している。

「当然、私にできることは何もない。(退任なら)ひどく落ち込むだろう。彼こそ本当に新しく出てきた貴重な存在だったと思う。監督としてや戦術だけじゃなく、(日本人クインテッドら)連れてきた選手たちのこともだ。彼が獲得していなければ、彼らはスコットランドリーグに来ていなかったと思う」

 古橋亨梧を筆頭とする日本人選手たちの影響も考えられるだけに、大きな注目を集めているポステコグルーの去就問題。カップ戦決勝後、何かしらの動きや発表はあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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