ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が古巣のトッテナムを皮肉った。

　昨季、ローマの指揮官に就任したモウリーニョ監督は、就任１年目ながらヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）でチームを優勝に導き、初代王者に輝いた。

　そして今季もヨーロッパリーグ（EL）でファイナルに進出。欧州のカップ戦で２季連続のタイトル獲得を目ざしている。

　現地時間５月31日に開催されるELの決勝戦を前に記者会見に臨んだモウリーニョ監督は、「長い道のりだった。我々は間違いなく、ここにいるにふさわしい。タイトルを獲得するために、チームとして試合に臨む」と意気込む。
 

　また、2021年４月まで率いたトッテナムにも言及し、皮肉とも取れる発言をしている。

「ローマはティラーナでのファイナル（昨季のECL決勝）の前に私をクビにしなかった。しかし、トッテナムはファイナルの前に私を解任した。ローマは私にタイトル獲得のチャンスをくれたが、トッテナムではチャンスをもらえなかった」

　モウリーニョ監督はトッテナムを率いた2021-22シーズン、カラバオ・カップでファイナルに進みながらも、決勝戦の直前に解任。チームも敗れて、タイトルを逃している。

　なお、ポルトガル人指揮官はポルト就任以降、無冠で去ったクラブはトッテナムが初めてである。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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