ベンゼマが「クレイジーなオファー」を検討中!まさかのマドリー退団でサウジアラビア行き?

2023年05月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーグからのオファーという珍しい内容

サウジアラビア・リーグから巨額オファーが届いているベンゼマ。(C)Getty Images

 レアル・マドリーに所属する元フランス代表FWのカリム・ベンゼマに対して、サウジアラビアからとんでもないオファーが届いているようだ。

 2004年に加入したマドリーでベンゼマは、在籍14シーズンで647試合・353得点を記録し、合計24個のタイトルを獲得。2022年にはバロンドールも受賞している世界的なスーパースターだ。

 スペインの日刊紙『エル・ムンド』によれば、すでに35歳ながら今も世界屈指のCFとして活躍するベンゼマに対して、サウジアラビア・リーグがオファー。その内容は、年俸が1億ユーロ(約150億円)、肖像権は選手側が100パーセント保有、サウジアラビア・リーグ内の好きなチームを選べる権利、居住先を好きに選べる権利だ。サウジアラビアが目指す2030年ワールドカップ招致の大使になることが前提の話だという。

 通常のクラブからのオファーではなく、リーグからのオファーという珍しい内容だが、年俸はもちろん破格なうえ、肖像権、クラブチームや居住先の選択権なども含めれば、確かにかなり美味しい話だろう。
 
 移籍市場に精通する『スカイ・イタリア』のファブリツィオ・ロマーノ記者もこの情報を察知したようで、現地時間5月30~31日にツイッターで最新状況を伝えている。ベンゼマがこのクレイジーなオファーを受けたのは先週金曜日で、真剣に検討中とのこと。あまり時間をかけず今週中には決断を下す可能性があるという。

 ちなみに、ベンゼマとマドリーの現行契約は今年6月30日までだが、「バロンドールを受賞すれば1年契約の自動更新」という特別条項が盛り込まれている。それこそ昨年にバロンドールを受賞したばかりのベンゼマは、そのまま契約更新して来シーズンもマドリーに残ると見られていたが、まだ正式なサインはなされていない。そのためロマーノ記者は、「マドリーはベンゼマ陣営に約束通り1年契約を結ぶ準備があることを伝えている」と報じている。

 オイルマネーで潤うサウジアラビア・リーグには、今年に入ってクリスティアーノ・ロナウドがアル・ナスルに加入し、さらに同国のクラブがリオネル・メッシやネイマール、セルヒオ・ブスケッツなどにも巨額オファーを送ったのではないかと噂されている。はたして、ベンゼマの決断は……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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