イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が現地時間５月29日、ミランが鎌田大地を切望する理由を分析した。

　今夏にフランクフルトとの契約が満了となる鎌田は、イタリア、イングランド、スペインなどのビッククラブへの移籍が噂されていたなか、先日、イタリアの強豪ミランと大筋合意に達したと報じられた。

　そんななか、同メディアは「ミランとカマダは、まもなくだ。彼がディアボロ（ミランの愛称）の補強第１号になるだろう」と題し、その動向を伝えている。
 

「ミランがチャンピオンズリーグ出場権を獲得したことで、ミランの夏のマーケットは現実的に開かれた。フランクフルトを契約満了で退団するカマダがやってくる。移籍金はゼロで獲得できる。

　ミランは年俸だけを負担すれば良いため、費用対効果は素晴らしい。この日本人に対し、少なくとも３年契約を準備しているようで、関係者の間では、来週メディカルチェックが予定されているという話も出ているほどだ」

　また、「ミランが鎌田を切望する理由」として２つを挙げている。

「１つは、すでに述べた経済的な理由だ。そして、もう１つは鎌田が中盤からトップ下にかけて複数のポジションをカバーできる戦術的な機能性である。（ステーファノ・）ピオーリ監督が大好きなマルチロールプレーヤーだ」

　なお、同メディアは鎌田獲得の正式発表のタイミングについて、「６月３日に行なわれるフランクフルト対ライプツィヒのDFBポカール決勝に影響を受ける」としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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