「肥大化し過ぎた」「ロッカーはいつも静か」ランパードがどん底のチェルシーにダメ出し!大ファンの後任者に「課題は山積み」と警告

2023年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「休みを取れることにある種の喜びを感じているのだろう」

今季最終戦後、スタンドにミニボールを投げ入れるランパード。(C)Getty Images

 今季終了までの期限付きで、古巣チェルシーを率いたフランク・ランパードが、きついダメ出しを行なった。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 今シーズンのチェルシーはスタートダッシュに失敗すると、早々とトーマス・トゥヘル監督を更迭し、ブライトンから引き抜いたグレアム・ポッターを後任に据えた。しかし、事態は全く好転せず、今年4月にシーズンの二度目の監督解任に踏み切り、来季までの繋ぎとしてこのレジェンドOBを招聘していた。

 結局12位という散々な結果でシーズンを終えたなか、ランパードは「集団的に水準が下がっている。正直言って、これが私の最後の試合だから、もう何人かの選手とはあまり会わないかもしれない」と冷たく言い放った。

「ドレッシングルームで一緒にいて、声を出し、お互いを刺激し合う、競争心が必要だ。就任した時、それが十分でないとすぐに分かった。もちろん、非常に優秀な監督であれば、その手助けをしてくれるだろうが、選手もクラブも、全員が責任を持たなければならない」

 自身の後任にはマウリシオ・ポチェッティーノの就任が決定的だ。「彼の大ファンだ。とても良い監督だと思う」と期待を寄せる一方で、「やるべきことは山ほどある」と警告する。
 
「チームが肥大化し過ぎた。そのような状況は今すぐにでも解決できるし、そうする必要がある。中には(クラブでの将来の不安を)意識している選手もいて、問題の一因になっている。クラブが退団を望んでいるのか、それとも彼らが退団を望んでいるのか、選手たちがその中間地点にいるようでは、このリーグでの戦いは困難だ。

(最終節の試合後)ドレッシングルームはかなり静かだった。というか私がここに来てからずっと静かだ。選手たちは、休みを取れることにある種の喜びを感じているのだろう。彼らは今シーズンの責任を取らなければならない。チェルシーの選手であるために、必要なプライドと献身を示しに行くのは彼ら次第だ」

 失墜した名門は、元アルゼンチン代表の新監督の下、1年でV字回復なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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