今季限りで契約満了となるレアル・マドリーのマルコ・アセンシオは、どうやらサンティアゴ・ベルナベウを去る腹積もりのようだ。

　マドリー贔屓のスペイン紙『AS』によれば、27歳のスペイン代表FWはカルロ・アンチェロッティ監督の下では「重要な役割を担えない」と考えているという。

　その後釜としてピックアップされたのが、ミランへレンタルされている23歳のブラヒム・ディアスと、昨夏にマドリーからレアル・ソシエダに完全移籍をした21歳の久保建英だ。ただ、同紙によれば、レアル・ソシエダで躍動する後者の再獲得は断念したようだ。
 

　理由は「法外な値段」。マドリーは、久保がソシエダから移籍した場合、移籍金の半分を受け取れる契約を結んでいるものの、契約解除金6000万ユーロ（約90億円）の満額を支払う場合、3000万ユーロ（約45億円）が必要になる。

　記事は「復帰を目ざす方法はあるものの、ジュード・ベリンガムなど、クラブの支出の優先順位が明確な夏にそのような仕事をする気がないため、非常に難しい。ブラヒムならば、アセンシオの損失はコストゼロでカバーできる」と綴っている。

　ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムなどの獲得に資金が必要な今夏に、3000万ユーロは費やせないと考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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