【ブンデスリーガ】前半戦のベスト11を発表! バイエルンからミュラーなど5名を選出!

2015年12月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

あらゆる守備者の脅威となった5人のアタッカーは外せない。

2015-16シーズン ブンデスリーガ前半戦のベスト11。(C)Getty Images,REUTERS/AFLO

 凄まじいペースで得点を量産したオーバメヤンとレバンドフスキに加え、ミュラー、D・コスタ、ムヒタリアンはあらゆる守備者に脅威を与えた。この5人のアタッカーを外すわけにはいかず、シャビ・アロンソの1ボランチとした。惜しくも選外としたのは、ドルトムントの中盤を仕切るギュンドアンだ。
 
 選考に苦慮したのはボアテングと組むCBとGK。前者は堅守を誇るインゴルシュタットの主将マティプを、後者はDF陣の拙いミスを何度もカバーしていたハノーファーのツィーラーを選んだ。両SBにドルトムントの両雄を据えたのは、いわば常連のラームとアラバが別のポジションでプレーする機会が多かったからでもある。
 
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【FW
ロベルト・レバンドフスキ
(バイエルン/16試合・15得点)
 図抜けた決定力を武器にバイエルンの絶対的な得点源に。6節のヴォルフスブルク戦ではわずか9分間で5ゴールを奪う衝撃のパフォーマンスを見せた。
 
ピエール・エメリク=オーバメヤン
(ドルトムント/17試合・18得点)
 開幕から8試合連続ゴールの金字塔を打ち立て、レバンドフスキを抑えて得点ランクのトップを快走。動き出しの質が高まり、スコアラーとして完全開花した。
 
【MF
ヘンリク・ムヒタリアン
(ドルトムント/16試合・6得点)
 8アシストはボルシアMGのラファエウと並ぶリーグ最多。右サイドを主戦場としながら頻繁に中央に流れて、香川やロイスとともに華麗な仕掛け/崩しを見せた。
 
トーマス・ミュラー
(バイエルン/17試合・14得点)
 クオリティーはもちろん、先発15試合でゴールもアシストもなかったのがわずか3試合だけと安定感が傑出。前半戦のMVPと言える際立ったパフォーマンスを披露した。
 
ドグラス・コスタ
(バイエルン/12試合・2得点)
 一瞬にトップスピードに到達する快足を武器にサイドを制圧し、ここまでのリーグ2位の7アシストを記録。新加入ながら瞬く間にバイエルンの崩しの核に。
 
シャビ・アロンソ
(バイエルン/15試合・0得点)
 34歳を迎えたが、衰えはまったく見られない。顔ぶれもシステムも全試合で異なるバイエルンの中盤にあって、このマエストロの存在感は群を抜いている。
 
 
【DF
マティアス・ギンター
(ドルトムント/13試合・2得点)
 元々はCBやセントラルMFが主戦場だったが、今シーズンはコンバートされた右SBで開眼。サイド攻撃を機能させ、怪我がちなピシュチェクからレギュラーの座を奪い取った。
 
ジェローム・ボアテング
(バイエルン/16試合・0得点)
 局面を一気に推し進めるフィードに磨きをかけ、ツヴァイカンプフ(1対1の競り合い)の勝率がリーグ最高の72.2パーセントと守備も文句なし。「新たな皇帝」との異名も。
 
マルビン・マティプ
(インゴルシュタット/17試合・1得点)
 組織的なディフェンスを基盤に、初昇格ながら11位と躍進するインゴルシュタッドの守備リーダー。対人はもちろん、タイミングを心得たリトリートも見事だ。
 
マルセル・シュメルツァー
(ドルトムント/15試合・0得点)
 ポゼッション時にはウインガー並に高い位置を取り、サイド攻撃に厚みをもたらした。SBとしての貢献度は中盤やCBでの起用も多かったアラバ(バイエルン)を上回る。
 
【GK】
ロン・ロベルト・ツィーラー
(ハノーファー/17試合・29失点)
 ハノーファーはリーグ最多4位タイの29失点を喫しているが、ディフェンス陣の拙いミスを幾度となくビッグセーブでカバー。節ごとのベスト11にも3度選出されている。
 
文:遠藤孝輔、ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
※『ワールドサッカーダイジェスト』2016.01.07号より加筆・修正
 
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