５月25日に公開された川崎の練習では、サプライズで懐かしい顔が登場した。

　この日、発表された日本代表（６月15日にエルサルバドル、６月20日にペルーと対戦）に招集された、かつての川崎のキャプテンで、現在はカタールのアル・ラーヤンで活躍する谷口彰悟が、古巣のジャージを身に纏い、颯爽とピッチに現われたのだ。

　チームメイトやスタッフたちと談笑しながら、登里享平とランニング。懐かしい光景を見せながら、昨年末のカタール・ワールドカップをともに戦った山根視来らと話しながら、ボールにも触れた。
 

　練習後には取材陣とも談笑。相変わらずの美白ぶりを突っ込まれると「あっちは日中に外に出ないですから。試合とか練習は夜、日が沈んでからなんで」と苦笑いしながら説明。

　この半年でカタールの環境にも慣れたと話し、困りごとは今のところないのだとか。

　もっとも食事面では日本から持参した炊飯器に助けられているようで、「本当に持っていって良かったです!!　それは本当に正解でしたね」と笑顔で振り返った。

　アル・ラーヤンでは残留争いを戦い、川崎とは異なる敗戦が続くなかでのパフォーマンスが求められ、苦しい日々も過ごしたようだ。もっとも、初の海外挑戦でフィジカル、メンタルともに逞しさを増したはず。日本代表でその経験をどう生かすのか楽しみだ。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

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