【Jアウォーズ】ようやく噛み締められる3度目のリーグ優勝。“より腹を括れた”森保監督は今季、選手とともに日々成長

2015年12月21日 サッカーダイジェスト編集部

「今のほうが落ち着いて、いろんな判断ができるようになっているかな、と」

まだ今季は終わっていないが、クラブワールドカップを戦い終えた後のJリーグアウォーズの舞台で、広島を3度目のリーグ優勝に導いた森保監督は「優勝したことを噛み締めたい」と頬を緩める。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

「2015Jリーグアウォーズ」が12月21日、都内にて行なわれた。広島を2年ぶり3度目のリーグ優勝に導き、最優秀監督賞を受賞した森保一監督のコメントをお届けする。
 
森保 一(広島/監督)
 
――昨日まで厳しい戦いがあり、まだ天皇杯も残っていて、シーズン中のアウォーズですが雰囲気はどうでしょうか?
 
「優勝チームとしてアウォーズに来られるのは、本当に光栄です。Jリーグの優勝に関しては、その余韻に浸ることなく、そのままクラブワールドカップを戦い、今のこの舞台なので、ここで初めてJリーグで優勝したことを噛み締めたいですね」
 
――今季はチームとしての"総合力"が際立っていた印象です。

 
「レギュラーシーズンのなかでも、怪我人とか出場停止とか、不測の事態で選手が出られなかった時に、代わって入った選手も結果を出せたからこそ、優勝に辿り着いた、掴み取れたと思います。シーズン終盤にこれだけ連戦があるなか、選手を入れ替えながら、一戦一戦を戦っていって、チームの総合力を上げていきながら、チャンピオンシップでもクラブワールドカップでも結果を示すことができたのではないでしょうか」
 
――監督ご自身、指揮官として上積みされた部分をどう考えますか?
 
「いろんな厳しい状況のなかで、自分自身も鍛えられていると思います。選手が成長するということは、私自身も成長しなければ選手に良い働きかけができないので、そういった意味では、日々自分が成長できるようにと考えてやってきました」
 
――様々な状況における判断力も磨かれたのでは?
 
「もちろん、失敗もたくさんありますけど、自分の判断や決断が強いられる時は、監督を始めた頃に比べれば、今のほうが落ち着いて、いろんな判断ができるようになっているかな、と。より腹をくくれていると思います」
 
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