【移籍マーケット最新事情】山口蛍のハノーファー移籍は秒読み。バーダーGMが交渉を認める

2015年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

メディカルチェックで故障が見つからなければ、近日中にも発表か。

すでにドイツに渡っている山口は、現地でメディカルチェックを受けてから、数日中に一時帰国する予定だという。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 C大阪で主将を務めるMF山口蛍の欧州移籍が実現するまで、いよいよ秒読み段階に入った。

 ブンデスリーガのハノーファーから正式オファーを受け、12月17日に日本を離れ、極秘でクラブの施設などを見学したという。また、19日には、本拠地のAWDアレナで行なわれたバイエルン戦を、スタンドから観戦しているところを目撃されている。

 ハノーファーの強化部門の最高責任者であるマルティン・バーダーGMは、ドイツメディアのインタビューで「山口の獲得は、順調に行けばあと数日で正式に発表できるだろう」とまで明らかにした。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督にも山口の欧州移籍の情報は伝わっており、20日に都内で行なわれた代表ミーティングの際に、基本合意が間近であることを認めた。

 欧州に強い代理人からの情報では、年俸面などの諸条件では基本合意に達しており、あとはC大阪とハノーファーのクラブ間での合意を待つだけのようだ。

 あとはメディカルチェックで故障が見つかるなど、よほどのことがない限り、ハノーファー移籍が消滅することはないだろう。

 同クラブには私生活でも仲が良く、C大阪にも在籍していた日本代表のMF清武弘嗣に加えて、DF酒井宏樹もいる。日本人選手がいるメリットは大きく、初めての海外移籍でもコミュニケーションや生活環境の変化にも上手く対応できるだろう。

 0-1で惜しくも敗れた19日のバイエルン・ミュンヘン戦後に、山口と同僚になる酒井は、このように語っていた。

次ページ降格圏に沈むハノーファーの救世主として期待される。

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