【クラブW杯】リーベル指揮官はふたつの失点を悔やむ。後半立ち上がりの失点には「あれは堪えた」

2015年12月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「チーム状態はピークではなかった」(マルセロ・ガジャルド監督)

メッシの先制点、後半立ち上がりの失点を悔やんだガジャルド監督。とりわけ勝負に打って出た矢先の2失点目は痛かった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 リーベルを率いるガジャルド監督は、バルセロナを相手に「最善を尽くした」と語ったものの、ふたつの失点を悔やんでいる。試合後の会見で敗軍の将が語ったこととは――。
 
――メッシに先制点を奪われた後の選手たちの様子はどうでしたか?
 
「まだ選手たちとは話していない。バルサは強かった。35分まではプラン通りで、自由にさせなかったが、メッシにゴールを許してから崩れてしまった。後半はラインを上げて勝負に出たが、スペースを与えて5分で失点してしまった。これは堪えた。カウンターも機能しなくなってしまった」
 
――今シーズンは様々なタイトルを取ってきました。今のチーム状態はどうですか?
 
「今日の結果は残念だ。敗北感で打ちのめされている。だが、この半年はポジティブなシーズンだったと思う。目標も果たした。この大会は"デザートのイチゴ"のようなものだ。参加できるだけで意義がある。チーム状態はピークではなかった」
 
――サポーターは「人生最大の試合」と言っていました。敗戦後、涙を流している姿も見かけました。ファンに一言お願いします。
 
「素晴らしいサポーターだ。期待を胸に日本まで付いて来てくれたのに、がっかりさせてしまって申し訳ない。腹を立てている人も、傷ついている人もいるだろう。しかし、バルサのような優れたチームと対戦する時は、敗北も覚悟しなければならない。最善を尽くしたが報われなかった」
 
――試合前は「ブスケッツを攻略したい」と言っていましたが?
 
「外から見ているだけでは、ブスケッツの狙いを想像するのは難しい。抑えることはできなかった。彼をマークしていてもイニエスタがいる。バルサは個々の選手の能力が高いだけでなく、チームとしても機能している。多くのタイトルを獲得し、本当に素晴らしいチームだ」
 
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