ジャカ退団で「ライス獲得」が一気に加速か。成立すれば移籍金はアーセナルのクラブレコード更新がほほ確実

2023年05月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アーセナルは9000万ポンドを準備か。

長くアーセナルの主力として貢献してきたジャカ(左)は今夏の退団濃厚に。その後釜として浮上するのがウェストハムのライス(右)だ。 (C)Getty Images

 旺盛なファイティングスピリットと確かなクオリティを示して、今シーズンのアーセナルを力強く牽引してきた主力MFのひとり、グラニト・ジャカの今夏の退団が濃厚だ。
 
 新天地候補として浮上しているのがレバークーゼン。27年6月までの4年契約で合意に近づいていると、移籍専門記者のファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。移籍金は1500万ユーロ(約21億円)前後で、交渉はすでに最終段階のようだ。
 
 これにより一気に加速しそうなのが、デクラン・ライス獲得への動き。中盤が補強ポイントのひとつであるアーセナルが以前から狙う有力ターゲットのひとりで、複数のクラブが興味を示す人気銘柄ながら、ライス本人もアーセナルへのステップアップを熱望していると言われている。
 
 焦点となるのは移籍金だ。アーセナルはクラブ史上最高額となる9000万ポンド(約149億円)のオファーを準備しているようだが、ウェストハムの要求額は1億ポンド(約165億円)とまだ開きがある。
 
 19年ぶりの優勝を目指したプレミアリーグのタイトル奪取は厳しくなってきたとはいえ、チャンピオンズリーグの出場権を7年ぶりに獲得したアーセナルにとって、陣容強化は必須。ホームグロウン(自国育成選手)の条件を満たすライスはその意味でも貴重で、一気に交渉をまとめあげる可能性はある。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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