【クラブW杯】相手の強さに感服の広州恒大・スコラーリ監督「バルサは全員の質が高い」

2015年12月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「我々にとってこの大会は学びの場だ」

バルセロナの強さを称えるコメントを残したスコラーリ監督。「今は選手たちの成長に感謝したい」とも。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 クラブワールドカップ準決勝でアジア王者の広州恒大は、バルセロナに0-3の完敗を喫した。しかし、敗戦にもルイス=フェリペ・スコラーリ監督はポジティブな見解を示している。2013年大会の4位を越える「3位を狙う」と語った、指揮官の会見での一問一答をお送りする。

【PHOTOハイライト】バルセロナ 3-0 広州恒大

――◆――◆――
 
――試合を終えた感想は?
 
「素晴らしい試合をしてくれた。選手の努力、やる気、そして成長に感謝したい」
 
――0-3という結果については?
 
「他のビッグクラブも(バルサ相手には)そのようなスコアで負けている。今言えるのは選手への感謝だけだ。ただ、もう1試合残っている。2013年は4位だった。今年は3位を狙いたい」
 
――選んだメンバーについては満足しているか?
 
「まず、ゾウ・ジェンが深刻な怪我を負ったのは残念だ。今日はバルサ対策でメンバーを選んだ。ある程度はバランスよく戦えたものの、相手はファンタスティック。他のチームとは違う。多くのチームが負けている。我々は多くを学んだし、進化している」
 
――バルサの印象は? メッシの不在をどう感じたか?
 
「メッシが不在なら、どんなチームでも期待を抱くのは当たり前だ。世界最高の選手だからね。ただ、バルサは26人全員の質が高い」
 
――メッシだけでなく、ネイマールも不在だった。
 
「世界のトッププレーヤーであるふたりがいなくても、スタイルを維持できるのがバルサだ。できるだけのプレーはしたが、代わりに出た若い選手も素晴らしかった」
 
――この2試合で中国人選手の成長を感じるか?
 
「もちろんだ。シーズンを通して成長している。だが、世界のビッグクラブと比べれば、まだ何段階も下だ」
 
――中国のサッカーとバルサのサッカーの違いは?
 
「2年前に対戦したバイエルンといい、今日のバルサといい、運がなくては勝てない相手だ。我々にとってはこの大会は学びの場だ。中国サッカーは、日本にも韓国にも遅れている。追いつくには4、5年、いや8年かかるかもしれない。敗戦から学習しているんだ」
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