「退屈する暇がない」「リスクを承知で果敢にトライ」鄭大世が語るプレミアリーグの魅力

2023年05月14日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

サッカー専用スタジアムの重要性

日本でも、三笘の参戦でプレミアリーグへの関心が高まった。写真:GettyImages

 元Jリーガーでプレミアリーグの解説でもお馴染みの鄭大世氏が、公式YouTubeチャンネル『サッカーダイジェストTV』でプレミアリーグの魅力について語ってくれた。

 試合を見ていると「なんでサイドバックがその位置にいるの?」「キーパーがその持ち方するの?」と様々な個性を出す選手たちのパフォーマンスに感銘を受ける鄭大世氏は、ゴールに向かって「リスクを承知で果敢にトライするスタンス」に惹かれるという。とにかく縦パスにチャレンジするプレミアリーグは、「退屈する暇がない」。

 なぜプレミアリーグは面白いのか、鄭大世氏がその理由のひとつに挙げたのが「カメラワーク」。現地の臨場感を伝えられる技術はピカイチで、その臨場感でプレミアリーグの虜になる方は少なくないというのが鄭大世氏の見解だ。
 
 1800年代から歴史があるクラブもあり、サッカー専用スタジアムでファン・サポーターの熱気を肌で感じる。「それぞれのチームにビハインドストーリーがあって、それも格好いい」という鄭大世氏は、何よりサッカー専用スタジアムの重要性を痛感していた。

「サッカーはエンターテインメントで、ライト層を引っ張ってくるにはスタジアムの臨場感がやはり重要。自分も、例えば(サッカー専用スタジアムの)埼玉スタジアムや豊田スタジアムでプレーすると気分が高まります。(間近で声援を受けて)身体も軽くなるし、永遠に動ける感じもします。もちろん行政的な問題はありますが、サッカー専用スタジアムの文化が日本でより広まってくれたら嬉しいです」

 選手が成長する意味でも、サッカー専用スタジアムがもたらす効果は大きいかもしれない。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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