【採点寸評|浦和】アジア王者の貫禄示せず。過密日程の疲れか…不用意なパスミスから2失点[J1第10節 浦和0-2鳥栖]

2023年05月11日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

最後の局面で精度を欠いて無得点

【警告】なし【退場】なし

[J1第10節]浦和0-2鳥栖/5月10日/埼玉スタジアム2002

 Jリーグは5月10日、延期分のJ1第10節・浦和レッズ対サガン鳥栖を開催した。
【PHOTO】浦和の出場16選手&監督の採点・寸評。守護神・西川が前半に二度の好セーブ披露。失点に絡んだ小泉は厳しく評価
 前半は両チームとも相手ゴールに迫る場面を作るが、それぞれのGKの好守もあり、スコアボードは動かず。

 迎えた後半、先手を取ったのは鳥栖。70分、長沼洋一がゴール前でセカンドボールに反応し、鋭いミドルシュートを突き刺す。アウェーチームはさらに75分、高い位置でボールを奪うと、手塚康平が左足を振ってリードを広げる。

 追いかけるホームチームはさらに攻勢を強めたが、最後まで1点が遠く完封負け。2節・横浜F・マリノス戦以来の黒星に。鳥栖は連敗を2で止めて3試合ぶりの白星を手にした。
 
▼浦和のチーム採点「5.5」
 4月30日にサウジアラビアで行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第1レグ(1-1)を終えて、すぐさま帰国。1-0で勝利して3度目のアジア制覇を決めた6日のホームでの第2レグから、中3日で鳥栖戦に臨んだ。

 ACL決勝から7名が2戦連続で先発。前半はCBコンビのアレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテンが安定感ある守りを披露。GK西川周作も二度のピンチをファインセーブで防ぐなど、守備陣が奮闘し、無失点で折り返した。

 しかし、後半に入ると過密日程による疲れが出たか、相手に簡単にボックス内への進入を許す。そして、ビルドアップ時の不用意なパスミスからカウンターを受け、2失点を喫した。

 攻撃では、加入後初のリーグ戦先発となったホセ・カンテが沈黙。全体でシュート16本を放ったが、最後の局面で精度を欠いて無得点に終わり、アジア王者の貫禄を示せなかった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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