元クリスタル・パレスのオーナーで、英メディア『talkSPORT』で評論家として活躍するサイモン・ジョーダン氏が、リオネル・メッシとネイマールの去就に、ズバリ見解を示した。

　パリ・サンジェルマンのスーパースター２人は、揃って今夏の退団が濃厚だ。新天地候補の１つにそれぞれプレミアリーグが挙がるなか、ジョーダンはまずメッシに関して、次のように主張した。

「もうキャリアの終わりを迎えている。賃金の問題もある。人々は言い逃れをし、『週50万ポンド、60万ポンド、70万ポンドはその領域に付随するものだ』と言うだろう。馬鹿げているね。私たちは『これがリオネル・メッシだ、それだけの価値がある』と、手のひらを返すような感じでこれらを受け入れているが、そんな話がまかり通るはずがない。

　ニューカッスルとアーセナルの試合を見ると、プレミアリーグの獰猛さに対応できるのか、甚だ疑問だ。いったいどこが欲しがるんだ？ マンチェスター・シティ？ ペップ・グアルディオラとの繋がりがあるとはいえ、それはない。リバプール？ マンチェスター・ユナイテッド？（クリスティアーノ・）ロナウドの件で火傷したし、もうプリマドンナはいらないだろうね」

　良い意味でも悪い意味でも自由奔放な性格で知られるネイマールについては、「あの煩わしさを望む奴なんているのか？ ネイマールと一緒に来るあのサーカスを誰が望むんだ？」と疑問を投げかけた。
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「ネイマールの加入が有益だと考える奴がどこにいる？ まず、移籍金があり、それに伴うとんでもない賃金がある。そして周りの全ての人に大きな影響を与える。プレミアリーグはそれを必要としているのだろうか？」

　ジョーダン氏は、「この２人のどちらかがプレミアリーグに行くとは思えないし、率直に言ってどうでもいい」と付け加えると、最後に自身が予想する着地点をこう伝えた。

「私たちはメッシのベストを見てきたが、今日のメッシは、大金を手にするために中東に行き、カタログの仕事によって与えられた馬鹿げた金額とともにキャリアを終えるかもしれない。ネイマールも、どこに行って何をするかは分からないが、まあ良い選手なので、どこか重要な場所に身を置くだろう。プレミアリーグではないだろうけど」

　一時代を築き、サッカー界に名を刻んだ２人は、今後も競争力の高い欧州トップリーグでプレーを続けるのか。それとも……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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