「ジダンを思い出させる」強烈な頭突きを見舞ったジャカのシーズンがひと足早く終了か「MMAのキャリアを始めた方がいい」

2023年05月08日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

相手の顔を鷲掴みにする暴挙も

かつて同僚から「ライオンハートの持ち主」とも言われたタウラント・ジャカ。(C)Getty Images

「2006年ワールドカップ決勝、イタリアに対するジダンの攻撃を思い出させる」

 スイスメディア『Nau』にそう綴られる愚行を犯したのが、バーゼルに所属するMFタウラン・ジャカだ。7日のチューリヒ戦に臨んだ34歳は後半アディショナルタイム、ドリブル突破を図る相手を抱きかかえるようにしてストップ。その直後、相手の顔を鷲掴みにする暴挙に出たのだ。

 さらに、両手を上げて抗議するチューリヒDFニコラ・カティッチに近づくと、あろうことか胸元に強烈な頭突きを…。完全に我を失ったベテランは当然ながら退場を言い渡され、今シーズンの国内リーグ残り4試合の出場も認められない可能性が高まっている。
 
 バーゼル出身のジャカが宿敵チューリヒとのクラシカー(伝統の一戦)で燃えていたのは確かだろう。また、ラフプレーの応酬や小競り合いの連続により、カードが乱れ飛ぶ展開に熱くなっていたのかもしれない。

 91分には微妙なPK判定(バーゼル公式サイトは「物議をかもすペナルティ」と糾弾)もあった。

 とはいえ弁解の余地のない暴挙に、ファンも呆れ気味。SNS上に次のような投稿が相次いでいる。

「MMA(総合格闘技)のキャリアを始めた方がいいな」

「最低でも7試合の出場停止が科されるべきだ」

 現在5位と停滞するバーゼルにとって、痛恨のクラシカーになったのは間違いない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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