「能力は浦和よりもはるかに優れていた。だが…」なぜ王者アル・ヒラルはレッズに敗れたのか。5人の母国識者が糾弾!「違いは精神力、組織力、ミスの少なさ」

2023年05月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「決定力の欠如が敗北を引き起こした」

本来のポテンシャルを発揮できずに敗れたアル・ヒラル(青)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 5月6日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第2レグで、前回王者であるサウジアラビアのアル・ヒラルは浦和レッズとアウェーの埼玉スタジアムで対戦。ホームでの第1レグを1-1のドローで終えていたなか、0-1で敗れて連覇を逃した。

 序盤に猛攻を仕掛けながら決め切れなかったアル・ヒラルは49分、オウンゴールで失点。後半は運動量が落ちたなか、終盤に何度もチャンスが訪れたが、GK西川周作が守るゴールをこじ開けられなかった。

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 サウジアラビアのメディア『alyaum』は、5人の母国識者の鋭い指摘を掲載している。

「失点はラモン・ディアス監督と選手を混乱させた。技術的な修正により、アル・ヒラルは浦和にとって危険なものになったが、決定力の欠如が敗北を引き起こした」(ハレド・バヨウミ氏)

「アル・ヒラルは前半(のチャンス)をうまく活用できず、選手たちは後半にフィジカル面の影響を受けた」(イサ・アル・マウヤニ)

「アル・ヒラルはチームの技術的要素を変更するべきだったが、犯したミスのためにそれができずに敗れた」(アーメド・アル・ハルビ)

「アル・ヒラルの能力は浦和よりもはるかに優れていたが、その能力は優勝をもたらさなかった」(ヤセル・アル・カウタニ氏)

「アル・ヒラルは浦和レッズよりも質の面で優れているが、違いは精神力、組織力、ミスの少なさ、セットプレーとミスの活用、そしてプロフェッショナルさと監督にあった。クラブは再評価されなければならない」(ムハンマド・アブ・トリカ)

 戦力では上回っていたのにミスが多く、勝てなかった――。概してそういう見方のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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