福岡がFC東京に完封勝利。古巣相手にキレキレだった技巧派レフティ

2023年05月04日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

スタッツからも貢献度の高さが

FC東京戦で躍動した紺野。ドリブルのキレ味は半端なかった。写真:J .LEAGUE

 2023年5月3日、FC東京をホームに迎えた福岡が1−0と完封勝利。立ち上がりから集中を切らさず、粘り強い守備で相手に決定機をほとんど与えない試合展開で勝点3を手にした。

 抜け目ない動きで決勝ゴールを決めた山岸はもちろん、ドリブルやスルーパス、さらにFKで魅せた紺野の活躍が素晴らしかった。

 昨季まで在籍したクラブだからか、気迫溢れるプレーで攻撃を牽引。持ち味のドリブルで敵を翻ろうすると、48分には直接狙ったFKがポストを直撃するなど、アグレッシブなスタンスで福岡のファン・サポーターを熱狂させた。

 守備の局面でも身体を張った紺野のこの日の走行距離はチーム3位の10.826キロで、スプリント回数も同3位タイの15回と、スタッツからも貢献度の高さは窺い知れる。
 
「絶対に負けたくなかったので、なんとしても勝つという気持ちで試合に入りました」とのコメントからも分かるように、相当な気合いを携えて臨んだゲームだった。FC東京時代にレギュラーの座を掴めなかった悔しさをこの試合にぶつけたと表現しても大袈裟ではないだろう。

 古巣相手にキレキレだった紺野。"福岡のメッシ"として、さらなる歓喜をファン・サポーターに届けてくれるに違いない。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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