開始15分で衝撃の3失点…リバプールに敗れ6位に後退。トッテナムのケインが力不足を認める「今の位置は当然」「団結できていない」

2023年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「酷いスタートだった。今季初めて起こった出来事ではない」

去就が注目を集めるケイン。一言一言が重い。(C)Getty Images

 現地時間4月30日に開催されたプレミアリーグ第34節で、トッテナムは敵地アンフィールドでリバプールと対戦。開始15分でまさかの3失点を喫した後、ハリー・ケインのゴールを皮切りに猛反撃に出ると、ついには同点に追いつくも、直後の90+4分にディオゴ・ジョッタに決勝点を叩き込まれ、3-4で敗れた。

 英メディア『talk SPORT』によれば、ケインは試合後に「酷いスタートだった。今シーズン初めて起こった出来事ではない。ビッグゲームをもっと理解することから始めなければならない」と厳しい表情で語った。

「残りの75分はチャンスもあったし、ポストも叩いた。ゲームを取り戻すに十分値するものだった。全体的に見れば、素晴らしい逆転劇だっただろう。最後の10秒は、どうすれば、なぜそうなるのか、言葉にするのは難しい。アンフィールドでのカムバックは、自分たちの実力を示すものだと思うが、このようなスタートを切ってしまったことは受け入れがたい」
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 順位は6位に後退したトッテナム。間もなく30代に突入する大エースは、「順位表は嘘をつかないし、自分たちの位置も嘘をつかない。素晴らしい選手や瞬間はあるが、チームとして十分に団結できていない」と力不足を認める。

「自分たちの思い通りにならない試合でも、やり遂げられると示す必要がある。僕らが今の位置にいるのは当然だ。あと4試合ある。次戦までは1週間あるので、前に進まなければならない。僕は今を生き、どんな場所でも110%の力を発揮するように生きている。

 今日はポジティブな部分がたくさんあったし、特に後半は良い場面もあったが、フットボールは勝利が大切だ。勝つための方法を見つけなければならない。あのような終わり方はあり得ない」

 2007-08シーズンのリーグカップ制覇を最後にタイトルから遠ざかるトッテナムは、今季も無冠が確定。欧州カップ戦の出場権まで逃せば、取り沙汰されているケイン退団の可能性はさらに高まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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