「レバがいる。待っているのはベンチだ」リバウド、セレソン後輩フィルミーノのバルサ加入に反対!「夢を追わず吟味すべき」

2023年04月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼がリバプールを去るのはメインの座を失ったからだ」

リバプール退団が確定しているフィルミーノ。新天地が注目を集める。(C)Getty Images

 バルセロナのレジェンドOBリバウドが、岐路に立つブラジル代表の後輩フィルミーノに金言を授けた。英紙『Mirror』が4月28日付けで伝えている。

 モハメド・サラー、サディオ・マネ(現バイエルン)と超強力3トップを組み、一時代を築いたフィルミーノは、今季限りで8年在籍したリバプールを退団する。32歳となる新シーズンは、いったいどこでプレーするのか。新天地が注目を集めるなか、候補の1つにバルサが挙がっている。

 ただ、リバウドは自身の古巣への加入は反対のようだ。自分やセレソンの元同僚ロナウジーニョらの後を追うのではなく、プレータイムを確保できるクラブへ行くべきだと語った。

「ここ数日、バルセロナがリバプールを去るフィルミーノを狙うかもしれないという噂が流れている。フィルミーノは偉大なブラジル人選手たちの足跡を辿り、バルセロナでプレーする夢を叶えることはできると思う。しかし、彼はまず、チーム内での役割がどうなるか理解すべきだ。

 シャビ監督は常にロベルト・レバンドフスキという、1人のセンターフォワードを起用している。フィルミーノの到着で戦略を変更するかもしれないが、おそらく彼は数分しかプレーしないベンチプレーヤーになるだろう。だからこそ、自分の決断を吟味すべきだ」
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 リバウドはさらに「彼がリバプールを去るのは、クラブ内でメインの座を失ったからだ。とはいえ、彼が刻んできた美しい歴史が失われるわけではない」と主張。確かな足跡を残した後輩にリスペクトを込めたうえで、再びメインを張れる選択を強く呼びかけた。

「バルセロナでのプレーが夢のようなのは間違いないが、キャリアの終盤であるこの時期には、より多くのプレータイムが保証されるクラブを探す必要があるかもしれない。だから、彼がバルセロナと合意に達した場合、チーム内での自分の役割を理解するために、まずシャビと話をするよう望むよ」

 ボビーの愛称で親しまれ、誰からも慕われるナイスガイは、新天地でもう一花も二花も咲かせられるか。セレソンのレジェンドたちも成功を強く願っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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