J史上初!ビッグマッチを女性審判員3人が担当。横浜の喜田や渡辺も堂々としたレフェリングに敬意

2023年04月30日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

注目の一戦で冷静なレフェリング

Jリーグで初めて、女性3人が試合を担当した。(C)SOCCER DIGEST

[J1第10節]横浜1-1名古屋/4月29日/日産スタジアム

 1-1の痛み分けに終わった横浜F・マリノスと名古屋グランパスの試合では、Jリーグが1993年に開幕して以来、初めて3人の女性審判員が主審と副審を務めた。

 担当したのは山下良美主審、坊薗真琴副審、手代木直美副審。今年7月に開幕する女子ワールドカップ・オーストラリア&ニュージーランド2023の担当審判員にも選出されている3人は、結果次第ではトップの座が入れ替わる可能性のある注目の一戦を、冷静にレフェリングした。
 
 試合後、山下主審は「J1リーグのフィールドに3人で立つことができたことを、心より感謝いたします」とコメント。坊薗副審と手代木副審も貴重な機会に感謝の意を表わした。

 この一戦で約5年ぶりのゴールを決めた横浜の主将・喜田拓也は、「しっかりコミュニケーションが取れましたし、一緒に試合を作れて良かった」と話し、堂々としたレフェリングに敬意を示した。また、喜田と共にボランチで出場した渡辺皓太も、「審判が決めたことは絶対なので、特にストレスなくできた」と語った。

 5月に30年を迎える節目に、新たな一歩を踏み出したJリーグでは、今後も女性審判員が活躍する機会が増えていきそうだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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