56歳でのポルトガルデビューは、世界で大きな話題になっている。かつてプレーしたイタリアも例外ではない。

　元日本代表の三浦知良が４月22日、ポルトガル２部のオリベイレンセで公式戦出場を果たした。２月に今季いっぱいのレンタルで加入したカズは、前節でベンチ入り。そして敵地でのアカデミコ・デ・ヴィゼウ戦で終了間際に途中出場し、56歳１カ月24日でのデビューを遂げている。

　この快挙に、イタリアのメディア『Derby Derby Derby』は「カズヨシ・ミウラに終わりはない。あるいは、そうであるかのようだ」と報じた。

「疲れを知らない日本人選手が、ポルトガルサッカーで最年長記録を更新した。オリベイレンセは２月にミウラを獲得。日本人は現在の最年長記録を持っている。この週末にポルトガルサッカー界の最年長記録を更新した」
 

　カズは1994-95シーズンにジェノアでプレーし、セリエA初の日本人選手となった。１ゴールでシーズンを終え、日本に帰国することになったが、得点を挙げたのがサンプドリアとのダービーマッチだったことはインパクトを残した。

　イタリアにおける日本人選手のパイオニアとなったレジェンドは、その後も日本で最年長記録を更新するたびに話題となっていた。今回のポルトガルでの快挙も、『Derby Derby Derby』のほかに『Sport Mediaset』が「止まらないミウラ」と伝えている。

　また新たな歴史を作ったカズ。日本が誇る偉大なるキングは、さらに記録を塗り替え続けていくのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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