さらなる高みを目指すのか、力を発揮できる環境で類まれな関係を構築していくのか。

　今季公式戦29ゴールと得点を量産しているセルティックの古橋亨梧は、以前からプレミアリーグ移籍の可能性が噂されている。事あるごとにクリスタル・パレスからの関心が騒がれているのは周知のとおりだ。

『Football Insider』は先週、古橋がプレミアリーグへの移籍を望んでいると報じた。だが、ディーン・ジョーンズ記者は、サポーターから強く愛されている現在の環境を飛び出すに値するか、十分検討すべきとの見解を示した。

　ジョーンズ記者は『GIVEMESPORT』で「もしも彼が移籍するつもりなら、今ここでの生活に見合うだけのことなのかを強く自問しなければいけないだろう」と述べている。

「彼はその動きでとても称賛されている。正直見ていて楽しいし、プレミアリーグでもやれるはずだ。だが、プレミアのどのクラブでも、セルティックと同じように愛され、称賛されるかは確信がない」
 

　これを受け、セルティック専門サイト『THE CELTIC BHOYS』は「控えめに言っても、セルティックのファンはキョウゴを絶対的に敬愛している。彼もパークヘッドでの生活を楽しんでいるのは明らかだ。試合後のセレブレーションを見るだけで分かる」と報じた。

「だが同時に、選手には目標があり、常に次の挑戦を目指すものだ。プレミアリーグからのオファーがあれば、彼はそれを検討するだろう。結局のところ、どの移籍にも良い点と悪い点がある。オファーが届いたら、キョウゴはそれらを考えなければいけないだろう。あと数年セルティックに残れば、クラブのレジェンドになる機会がある」

　日本代表の森保一監督が古橋を招集せず、「リーグのレベル」に言及したことは、両国で大きな話題となった。代表入りを狙うには、ステップアップを目指すべきとの声もある。一方で、スコットランドの名門クラブのレジェンドとなれば、それも極めて名誉あることだ。

　古橋は、将来をどのように見据えているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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