「リスペクトしている」町田エリキは黒田監督の“守備戦術”をどう見ている?「我々は素晴らしく、強いチームを形成できている」

2023年04月17日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「我々の守備の戦術はしっかりと機能している」

大分戦で1ゴールを挙げたエリキ(中央)。写真:滝川敏之

[J2第10節] 町田3-1大分/4月16日/町田GIONスタジアム

 FC町田ゼルビアは4月16日、J2第10節で大分トリニータと対戦。23分と33分に荒木駿太、39分にエリキが得点を挙げ、その後、1失点こそしたものの、最後までリードを守り抜き3-1の勝利を収めた。

 前半の序盤や試合終盤などは、大分にボールを握られた。それでも、守備時には4-4-2の陣形をしっかりと整え、相手にスペースを与えず。シュートを打たれても守備陣が身体を投げ出してブロックし、最少失点に抑えた。

 チーム全体で攻守の切り替えが早く、前線の選手も前から果敢にボールを追った。今回の勝利で首位に浮上した町田の強さは、それを90分間やり通せる選手たちの姿勢によるものだろう。
 
 2トップの一角で先発し、チームの3点目を決めたエリキの守備意識も見事だった。33分の追加点のシーンでも、エリキが絶妙なポジショニングで相手のパスコースを消したことで前からのプレスがハマり、ボールを奪った荒木のゴールにつながった。

 エリキは「我々の守備の戦術はしっかりと機能していて、みんなそれぞれクオリティを持った選手たちがチームの守備戦術をしっかり理解して実行した、その結果だと思う」と手応えを語った。

「私は町田に来て、黒田(剛)監督が求める戦術やメンタリティをしっかり理解して、リスペクトしている。それをチームに還元しないといけない思い、努めている。我々は素晴らしく、強いチームを形成できていると思う」

 黒田監督が志向する堅守速攻型のスタイルが、試合を重ねるごとにチームに浸透してきている。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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