「最高の準備をしてくれた」敵地で6発大勝の清水、秋葉監督が2度の雷雨中断に“対応した”選手を称賛

2023年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「1つで終わるのではなく、まだ継続させること」

選手とファン・サポーターを称えた秋葉監督。写真:鈴木颯太朗

 清水エスパルスは4月16日、J2第10節でレノファ山口FCと対戦。雷雨のため2度の中断を強いられた試合を、6-0で制した。

 15分にFKの流れから井林章のヘディング弾で先制すると、19分には北川航也が追加点をゲット。その後、56分に雷雨で中断となるなかで、再開後の65分には左CKから井林が再び頭で決める。

 71分には雷雨でこの試合2度目の中断となったが、流れを相手に渡さない。再開直後にディサロ燦シルヴァーノが右足を振って4点目。さらに、85分にチアゴ・サンタナ、88分に中山克広が加点した。

 この勝利で、秋葉忠宏監督は3日の就任以降、リーグ戦では2勝1分となった。試合後のフラッシュインタビューに応じた指揮官は、選手とファン・サポーターを称えた。

「中断とかありながらも、タフに逞しくやってみせる。経験値の高い選手が多いというのと、このアウェーの地にも400人以上のエスパルスファミリー、サポーターが来てくれたから。その思いや魂みたいなものがが、こういう結果になったと思っている」
 
 また、2度の中断中に選手にどのような点を伝えたかを訊かれると、こう答えた。

「相手の交代カードだとか、どんなやり方になるかも、これだけ予想できるのはなかなかないから、いろんなことを考えながら、しっかりと良い準備ができたし、選手たちが最高の準備をしてくれたと思う」

 そして、チームについて「元々、これぐらいの力はある」としたうえで、セットプレーで獲得した1点目と3点目を「非常に大きい」とコメント。セットプレー担当の市川大祐コーチと、「また、逆に(点を)とられていない」と古川昌明コーチの両名に感謝した。

 今後に向けては、「1つで終わるのではなく、まだ継続させること。それで、今のように生き生きと、選手が躍動するようなことをまたやっていきたい」と意気込んだ。

 新指揮官の下で上昇の兆しが見える清水。次節は、19日に行なわれるルヴァンカップのグループステージ第4節の川崎フロンターレ戦を経て、22日に敵地で大宮アルディージャと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】セットプレーから頭で2ゴール!井林章が決めた1点目と3点目

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