監督とケンカ騒動のユベントスMF、まさかの失態で交代遅延→指揮官ブチギレ!「出場しないと思って…」

2023年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ランチバーベキューを欠席

スポルティング戦でまさかの失態を犯したパレデス(右)。(C)Getty Images

 ちょっとした混乱があったのは、4月13日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝第1レグ、ユベントス対スポルティングの83分のことだった。

 ピッチ横では、ユベントスのポール・ポグバが途中出場に備えて出番を待っていた。ボールがタッチラインを割ると、スタジアムには交代を告げるアナウンスが流れる。だが、交代がスムーズに進まない。ユーベのマッシミリアーノ・アッレーグリ監督の怒った様子がテレビカメラに映し出された。

 数分後にポグバはアンヘル・ディ・マリアに代わって出場を果たしたのだが、ドタバタ劇の真相は、このとき一緒にピッチに入ったレアンドロ・パレデスにあったという。イタリアメディアによると、アルゼンチン代表MFは試合用のユニホームをロッカールームに取りに戻っていたそうだ。

 アッレーグリ監督は試合後、衛星放送『Sky』で「ファビオ・ミレッティを投入しようとしていたら、マヌエル・ロカテッリが交代を求めてきたので変更した。パレデスは自分が出ることはもうないと思って(ユニホームを)あげてしまっていたんだ」と明かした。
 
 誰にユニホームをあげたかは定かではない。ただ、すでにユベントスは3人を交代していたため、パレデスはポグバとミレッティが投入されれば出場機会はなくなると考えたのだろう。ところが、ロカテッリの交代要求を受け、指揮官がミレッティではなくパレデスに出場を命じたというわけだ。

 このパレデスの行為に、気を悪くしたサポーターもいるようだ。鳴り物入りで加入しながら期待に応えられていないのに加え、つい先日も指揮官との確執が報じられたばかりだからである。

『Gazzetta dello Sport』紙によると、出場機会の少なさに対する不満が取りざたされているパレデスは、先日の練習後にロッカールームでアッレーグリ監督に食ってかかったという。チームはその後、復活祭を祝うランチバーベキューで親睦を深めたが、パレデスは食事会を欠席したそうだ。

 翌日にはパレデスが謝罪したことが報じられ、アッレーグリ監督もスポルティング戦に選手を招集。前日会見で「意見交換」をしたのだと話していた。だが、そんななかでの今回の一件は、一部のファンをいら立たせたかもしれない。

『fanpage』は、「念のため、今度ユニホームをプレゼントするのは、試合終了の笛が鳴ってからか、5人目の交代が終わってからにする方が良いだろう」と、皮肉的に報じた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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