「トミヤス不在が弱点になった」逃げ切り失敗のアーセナル、“クローザー”冨安欠場の悪影響を英国メディアが指摘!「ナイーブなホワイトを交代できず」

2023年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ホワイトが23分にイエローカード

右膝の手術のため、今シーズン中はピッチに立てない冨安。(C)Getty Images

 現地時間4月9日に開催されたプレミアリーグの第30節で、首位のアーセナルは8位のリバプールと敵地アンフィールドで対戦。28分までに2点のリードを奪いながら、42分と87分に被弾し、2-2のドローに終わった。

 終盤の失点で逃げ切れなかったこの一戦で、冨安健洋の不在が「弱点になった」と指摘したのが、英国メディア『football.london』だ。

 右膝の手術のため、今季の残り試合は欠場が決定している冨安は、怪我で開幕に間に合わなかった間に右SBの定位置をベン・ホワイトに奪われ、プレミアリーグでの先発は6試合のみに留まった。それでも、終盤に右SBか左SBに入り、クローザーとして勝利に貢献した試合は少なくなかった。

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 そんな日本代表DFを欠くなか、ホワイトは23分という早い時間にイエローカードを受けてしまう。同メディアは、それによって「ホワイトはルーズにボールを失った後、すぐに飛び込むことにナイーブになった」と指摘。「トミヤスが不在では交代できないという弱点が生まれた」と綴っている。

 記事は「ホワイトのパスは一貫して精度を欠いており、ブカヨ・サカとの連係の破綻は、ウインガーの全体的な貢献にマイナスの影響を与えた」とも伝えている。

 また、痛恨の同点弾は、守備力の高くない左SBのオレクサンドル・ジンチェンコが、敵右SBのトレント・アレクサンダー=アーノルドに股抜きをされてから上げられたクロスを、ロベルト・フィルミーノにヘッドで叩き込まれての失点だった。

 もし、左SBで相手エースのモハメド・サラーを封じ込めた経験もある冨安がベンチに入れば、ミケル・アルテタ監督は左、もしくは右SBに投入していたことだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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