アンフィールドの雰囲気一変!アーセナルMFの軽率行動にリバプールOBが呆れ「アホすぎる」「以前のジャカに逆戻り」

2023年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「トレントとの一騎打ちは観客を興奮させる」

ぶつかり合うジャカとアレクサンダー=アーノルド。(C)Getty Images

 現地時間4月9日に開催されたプレミアリーグ第30節で、8位のリバプールは冨安健洋(右膝の怪我のため今季の残り試合は欠場)が所属する首位のアーセナルと、本拠地アンフィールドで対戦。2点ビハインドから追いつき、2-2のドローに終わった。

 白熱のビッグマッチで、雰囲気を一変させた決定的なシーンがあった。0-2で迎えた41分だ。

 ノーファウルに激怒したアーセナルのグラニト・ジャカが、リバプールのトレント・アレクサンダー=アーノルドへ完全に遅れてタックル。これにブチギレたアーノルドはすぐさまやり返し、ちょっとした乱闘騒ぎに発展したのだ。2人には揃ってイエローカードが提示された。

 この闘志溢れる肉弾戦を目にし、一気に火が付いたのがホームサポーターである。スタンドのボルテージが段違いに増すと、選手も呼応して猛攻を開始。

 序盤の劣勢が嘘のように、打って変わってリバプールペースとなり、直後の42分にモハメド・サラーが1点を返せば、後半も終始ゲームを支配し、87分にロベルト・フィルミーノのヘディング弾でついに同点に。その後も攻め続け、ビッグチャンスを作るも、相手GKの好守に阻まれ、逆転とはならなかったものの、超満員のスタジアムを大いに沸かせた。
【画像】ジャカvsアーノルド!アンフィールドの雰囲気を完全に変えた衝撃バトルをチェック
 一方、アーセナル側からすれば、鬼門の地アンフィールドに着火したジャカの振る舞いは、あまりに余計だった。

 現地メディア『talkSPORT』によれば、リバプールのレジェンドOBジェイミー・キャラガー氏は、血の気が多く、ラフプレーで過去に何度も退場しているスイス代表MFを「バカみたいだ」とバッサリ。「もし私がアーセナルのファンだったら、『何をやっているんだ。アホすぎる!』と言うだろう」と呆れきった様子だ。

「試合は自分の手の中にあるのだから、なぜそんな真似をするんだ?トレントとの一騎打ちは観客を興奮させる。今シーズンのジャカは、高い位置で少し違った役割を果たし、チームに大きな影響を与えていた。だが、今回の振る舞いで以前のジャカに逆戻りだ。

 リバプールが試合を振り出しに戻す方法はただ1つ、スタンドの力を借りることだった。それがフットボールというものだ。今の彼らはアーセナルに敵わない。しかし、スタジアムのエネルギーがあれば、アーセナルは試合を失うところだったんだ」

 ジャカは一瞬の過ちで、とんでもない数を敵に回してしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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