現地４月８日に行なわれたラ・リーガの第28節で、久保建英が所属する４位のレアル・ソシエダが、14位のヘタフェとホームで対戦。２―０で快勝を収めた。

　一昨シーズンに半年間プレーした古巣との一戦で、久保は４－３－１－２の２トップの一角で先発出場。右サイドを主戦場に持ち味を発揮する。

　41分には右サイドから仕掛けて、PK獲得に繋がるクロスを供給。ミケル・オジャルサバルが失敗してしまったが、チャンスを作り出した。
 

　迎えた60分、ミケル・メリーノが左サイドから送り込んだグラウンダーのクロスを、左足で流し込み、欲しかった追加点を奪取。これが今シーズンの６点目となり、乾貴士（当時エイバル）と並んでいたラ・リーガの日本人シーズン最多得点記録を更新してみせた。

　スペイン大手紙の『Mundo Deportivo』は寸評記事で、「クボは修理工」と評し、こう賞賛している。

「試合が悪化し、行き詰まった時に現れた。いくつかボールを失ったが、右サイドでボールを要求し、最終的にPKになったプレーをした。そして今シーズン６点目となる、勝負を決める冷静なゴールを奪った。疑問の残るような状況においては、ラ・レアルのキーマンだ」

　同紙は、久保が苦しい状況を救う救世主だと見ているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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