【採点寸評|横浜】地力の差を見せつけて“横浜ダービー”大勝! 中心選手を欠く状況で層の厚さは健在[J1第7節 横浜5-0横浜FC]

2023年04月09日 藤井雅彦

今季初先発のM・ジュニオールが攻撃陣をけん引

【警告】横浜=渡辺(45+1分)、エウベル(56分)横浜FC=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】エウベル(横浜)

 Jリーグは4月8日、J1第7節の横浜F・マリノス対横浜FCを開催。横浜が5-0の大勝を収めた。
【PHOTO】横浜の出場16選手&監督の採点・寸評。エウベルを最高評価の"7.5"。山根は不慣れな右SBで奮闘
 これが通算7回目となる"横浜ダービー"。序盤から主導権を握ったのはホームの横浜だった。縦に速い攻撃から何度も相手ゴールに迫るも、フィニッシュの精度を欠いてなかなかネットを揺らせない。

 それでも47分、マルコス・ジュニオールの公式戦2試合連続となるゴールで先制。ここから勢いに乗った横浜は、62分にアンデルソン・ロペスが追加点。さらに68分と73分にエウベルが得点を重ねた。

 横浜FCは終盤、カウンターからチャンスを作るも、相手の粘り強い守備に苦戦。逆に横浜が終了間際の90分、A・ロペスのゴールでリードを5点に広げ、試合はこのまま終了した。これで横浜は今季4勝目、横浜FCは開幕からいまだ勝利なしと苦しい状況が続いている。
 
▼横浜のチーム採点「7」
 一進一退の攻防が続いた前半をスコアレスで折り返した後半立ち上がりの47分、前線からの守備でボールを奪うと、最後はM・ジュニオールが左足で今季初ゴールを決める。これで勢いに乗った横浜は、62分にA・ロペス、68分にエウベル、さらに73分にも再びエウベルが決めて一気呵成に勝負を決めた。

 西村拓真やエドゥアルドといった中心選手を体調不良で欠く状況でも、今季初先発のM・ジュニオールが攻撃陣をけん引。さらに小池龍太と松原健を欠く右SBにコンバートされた19歳の山根陸が、不慣れなポジションでも適応能力の高さを見せるなど、層の厚さも健在だ。

 90分にはA・ロペスもこの日の2ゴールを決め、終わってみれば5-0。地力の差を見せつけて横浜ダービーを制した。

取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)

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