来年のアジアカップ開催でプレミアの数クラブに痛手? 日本&韓国のスター選手不在を英メディアが懸念

2023年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「来季は1か月間、彼を失う可能性がある」

それぞれの所属クラブで重要な戦力と見なされている三笘(左)、ソン・フンミン(右)、冨安(右)。(C)Getty Images

 代表チームの国際大会は、クラブチームにとっては戦力ダウンにつながるかもしれない。英メディア『Talk SPORT』がその可能性について報じた。

 2024年の1月12日から2月10日にカタールでアジアカップが開催される。このビッグトーナメントを見据えて、同メディアは「アーセナル、トッテナム、ブライトンは、来シーズンのアジアカップでキープレーヤーを失うことに直面している」と記す。

 アジアカップに出場する日本と韓国を優勝候補と評価したうえで、「中東で国をリードするプレミアリーグのスターが何人かいる。アーセナル、トッテナム、ブライトンは、彼らが来シーズンもクラブに残っている場合、直接影響を受ける可能性がある」と懸念を示す。

 アーセナルには日本代表の冨安健洋が所属。2021年夏に加入以来、「ディフェンスライン全体でプレーできる順応性のあるディフェンダーであることを証明した」と評し、次のように続ける。

「ミケル・アルテタ監督は、特にベン・ホワイトやキーラン・ティアニーが負傷した時、守備の安定性を担保するために日本代表に頼ってきた。だが、彼は日本代表のキープレーヤーでもあり、代表では2018 年から 32 試合に出場し、アジアカップに向けて招集される一人になると予想される」

 同じく森保ジャパンの常連である三笘薫は、今やブライトンでは不可欠な主力に。「今シーズンのリーグ戦では22試合で7得点と4アシストを記録。シーガルズがトップ4入りを夢見ることに貢献している」アタッカーは、来季も重要戦力となる。

「日本代表での15試合で、三笘は6ゴールをゲット。25歳にしては少ない数かもしれないが、元川崎フロンターレのスターである三笘の遅咲きは、クラブと代表の両方に有利に働いている。ただし、ブライトンが今夏、他クラブからの関心が高まるなかで三笘を確保できたとしても、来季は1か月間、彼を失う可能性がある」
 
 また、トッテナムには韓国代表の大エース、ソン・フンミンがいる。昨季のプレミア得点王は、今季はここまで6得点となかなか期待に応えられていないが、それでもトッテナムにとっては手放したくない選手でもある。

「昨季の23ゴールから大幅に減少しているが、リーグ戦に出場できなかったのは2回だけ。たとえ不調でも、まだ30歳の彼に依存しているのは事実だ。トッテナムの次期監督が誰であろうとも、ソン・フンミンの能力を引き出して、トッテナムが調子を取り戻すのを見守る必要がある。ソン・フンミンの一時的な離脱によって、新しいボスはその穴を埋めるために、他の攻撃的なオプションを検討する可能性もある」

 今夏の市場で動きがあれば、もちろん事情はまた変わってくる。ただ、いずれも残留し、アジアカップに参戦となれば、それぞれのクラブは痛手をこうむることになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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