[ルヴァン杯・第３節] 川崎０－０浦和／４月５日／等々力陸上競技場

　昨年末に右足を手術したブラジル人ストライカーがついにピッチに帰ってきた。

　川崎フロンターレは４月５日、ルヴァンカップのグループステージ第３節で浦和レッズと対戦。ボールを保持する展開も、チャンスを決めきれず、スコアレスドローに終わった。

　この試合でレアンドロ・ダミアンは、昨年８月20日に行なわれたJ１第26節・アビスパ福岡戦で負傷して以来、約７か月ぶりとなる公式戦先発出場を果たした。

　得点こそなかったものの、64分に交代するまで、強靭なフィジカルを活かしたポストプレーを披露し、前線で攻撃の起点となるなど、"らしさ"を見せた。
 

　鬼木達監督はエースFWについて、「彼はまだここから」と本来のコンディションに戻り切れていないと語った。

「半年以上休んでいて、今日は本人にも60分間くらいかなという話はしていました。彼のパッションはかなりチームに大きな影響を与えてくれるので、できるだけ長くプレーをさせてあげたいと思っていますけど、ただ疲れているのが目に見えるところはありました」

　一方でL・ダミアンは「もう少しで試合感を取り戻せると思う。また以前のようにプレーできる」と、ある程度時間が必要としつつ、自信も垣間見せた。

　今季の川崎は主導権を握りながらも決定機をモノにできない試合が目立つなど、得点力不足が深刻化。2021年にはJ１得点王にも輝いた元ブラジル代表FWの完全復活が待たれる。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

【厳選ショット】勝点１を分け合う激闘｜ルヴァンGS第３節 川崎０－０浦和

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