「選手が最も大事なのに監督を重要視しすぎ」ブライトン指揮官、自身の前任者解任で持論!「ポッターには感謝している」

2023年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「悲しい状況にある彼らを思うと心が痛い」

ポッター(右)の後を継いでブライトンの監督に就任したのがデ・ゼルビ(左)だ。(C)Getty Images

 ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督が、自身の前任者で、今月2日にチェルシーの指揮官を解任されたグレアム・ポッターについて語った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 イタリア版ペップとも称される気鋭の43歳は昨年9月、チェルシーに引き抜かれたポッターの後釜として、ブライトンへ。ベンチスタートが続いていた三笘薫を先発に定着させるなどし、順調な滑り出しを見せたチームをさらに進化させ、現在チャンピオンズリーグ出場権獲得も狙える6位に付ける。

 一方で、トーマス・トゥヘルをクビにし、ポッター新監督の下、巻き返しを目ざしたチェルシーに復調の兆しは全く見えず。チャンピオンズリーグこそ8強入りを果たしたものの、プレミアリーグでは28試合で10勝8分10敗と低迷。11位に甘んじるなか、異例のシーズン2度目の監督交代に踏み切っていた。
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 デ・ゼルビ監督は、4日のボーンマス戦を前にした会見でこの話題に触れ、「選手が常に最も大事だというのに、監督を重要視しすぎている」と主張。「監督がクビになるのは嫌だね。責任は彼らだけではない。あまり良いニュースではない」と心境を明かした。

「グレアム・ポッターには感謝の言葉を述べたい。今の私には(彼から引き継いだ)とても良い姿勢とメンタリティを持ったチームがある。状況やロッカールームでの様子を知らない場合、発言するのは難しいし、そもそも他のチームや監督について話すのは好きではない。悲しい状況にある彼らを思うと心が痛いよ」

 デ・ゼルビとポッター。新たなチームで指揮を執り始めたタイミングは同じだが、シーズン終盤の4月、2人の評価はあまりに異なるものとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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