J２の清水エスパルスは４月３日に公式YouTubeチャンネルを更新。秋葉忠宏新監督のメッセージを公開した。

　昨年６月から監督を務めたゼ・リカルド氏のもとで2023シーズンを迎えた清水は、ルヴァンカップでは川崎フロンターレを下すなど、Bグループで首位に立つ一方で、リーグ戦では大苦戦。５分２敗の未勝利で、19位に低迷。クラブは指揮官の交代に踏み切った。

　そんな状況でコーチから昇格した秋葉監督は、動画の冒頭で右拳を握りながら、「皆さん、元気ですか？元気があれば、何でもできる。僕はそうやって育ってきました」と語り出す。

　その後、チームの全員が厳しい現状に対して責任を感じている点や、ホームのIAIスタジアム日本平（アイスタ）で昨年８月を最後に白星がないのを選手が気にしている点に言及する。
 

　さらに、「清水エスパルスが、この状態では絶対にいけないと思っている。ホームゲームで勝てない、勝たない。そんなチームにするつもりも、そんなクラブになったつもりも全くない」として、ファン・サポーターに、こう呼びかけた。

「今はたしかに苦しい時だが、ぜひ、アイスタでは『帰ってきたら、俺らは必ず勝つんだ』、そういう空気感を、今までも作ってくれているが、さらに、我々とともに戦ってほしいし、背中を押してほしい」

　目ざすのは「相手チームが『アイスタに来たくない。清水エスパルスとやりたくない。あのスタジアムじゃ、本当に勝てないよね、手も足も出ないよね』というような空気感」だと語る。

　そして、「ともに最後の最後まで、こういう状況だからこそ、心を一つにして、前向きに、ポジティブに、全員で相手をねじ伏せに行く。そういうような戦いを見せられるように。しっかりと我々が答えてみせる」と決意を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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