コンテ退任に続き幹部が停止処分のトッテナム、元指揮官が酷評「物笑いの種」「人材登用がとてもまずい」

2023年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

スポーツ面の重要な柱を一気に失うことに

ここにきてネガティブな話題が続いているトッテナム。(C)Getty Images

 シーズンの残りで来季のチャンピオンズ・リーグ出場権を目指すトッテナムだが、好ましくないニュースが相次いでいる。

 リーグ前節のサウサンプトン戦後、会見で怒りを爆発させたアントニオ・コンテ監督が、相互合意での契約解消で退任したのは周知のとおり。そして3月29日には、技術部門の幹部ファビオ・パラティチがFIFAから職務停止処分とされることが明らかになった。

 パラティチはユベントス時代の不正会計問題で、イタリアサッカー連盟(FIGC)から30か月の職務停止処分を科された。これは国内での適用だったが、FIGCはFIFAに適用対象の拡大を要請。そしてFIFAは29日、処分を世界的なものに拡大することを明かしたのだ。

 トッテナムはFIFAに説明を求めているが、パラティチに処分が科されるとなれば、トッテナムは1週間で監督に幹部とスポーツ面の重要な柱を一気に失うことになる。
 
 この事態に、元トッテナム監督のティム・シャーウッド氏は、『talk SPORT』で「物笑いの種になっている。そうであってはいけないんだ。非常に競争的なリーグで昨シーズン4位になったチームで、今シーズンもまだ4位なのだから」と、古巣をこき下ろした。

「彼らはまたトロフィーを勝ち取れなかった。アーセナルやチェルシーといった地元のライバルたちは、トッテナムファンののど元にトロフィーを突きつけてくる。トッテナムは何かに勝ち始めるか、一定の選手を輩出し始めなければいけない」

 シャーウッドは「彼らの人材登用はとても、とてもまずい」と続けている。

「選手だけでなく、長続きできる監督を招聘することができないようだ。スポーツディレクターすら選べないようだね。この男についてデューデリジェンスをすべきだったんだ。知っておくべきだった」

 なかなかタイトルに手が届かないことで、有数のタレントであるハリー・ケインの去就も常に騒がれるトッテナム。混乱のさなかにあるクラブは、この局面を乗り越えることができるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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