「本当に申し訳ない」ソン・フンミン、スパーズを去るコンテ元監督に謝意「私がもっと良い姿を見せるべきだったのに…」

2023年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私と一緒に幸せな旅を過ごした」

ソン・フンミン(上)がコンテ元監督(下)との別れを惜しんだ。(C)Getty Images

 韓国代表のエースが自責の念に駆られた。

 3月28日、韓国は親善マッチでウルグアイと対戦し、1-2で敗れた。試合後の会見に出席したソン・フンミンは、試合のこと以外にも、所属クラブの指揮官退任について言及したという。韓国メディア『マニアタイムズ』が伝えた。

 ソン・フンミンが在籍8年目を数えるトッテナムは、26日にアントニオ・コンテ監督の退任を発表。今季はここまでリーグ4位だが、28試合で15勝4分9敗と成績はやや不安定で、CLでもラウンド16でミランに敗れていた。

 また、18日のサウサンプトン戦では、2点のリードを守り切れず3-3のドローに終わった後、「トッテナムの歴史はこれだ。20年、このオーナーでやってきて、何も勝てていない」「心のこもっていない自分勝手なプレーヤー」などクラブや選手の姿勢を猛烈に批判。この直後から退任が囁かれていた。

 結果的に、イタリア人指揮官はスパーズを離れることになったが、ソン・フンミンは「申し訳ない」と謝意を示したという。
 
「世界的な名将で、私と一緒に幸せな旅を過ごした。監督に感謝する部分も多く、本当に申し訳ない」

 30歳ストライカーは昨季、コンテ監督のもとで23ゴールを挙げ、プレミア得点王に輝いた。だが今季はここまで26試合で6ゴールと不振にあえぐ。

 この点についてソン・フンミンは「私がもっと良い姿を見せるべきだったのに……」と嘆き、「チームにあまり役に立てていない。監督が最終的に責任を取って出て行ったので、責任を感じている」と忸怩たる思いのようだ。

 恩義のある指揮官との別れ。ソン・フンミンは「監督はとても素晴らしい能力を備えていて、経験も豊富なので、今後のキャリアで良い成績を収めると思う。今後の活躍を応援する」と語り、「クラブに戻ったら、残り少ない試合をチームメイトと一緒に見事に終わらせたい」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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