「手応えはまだない」不完全燃焼に終わった神戸の18歳ルーキー安達秀都がプロデビュー戦で感じたこと

2023年03月27日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

「いろんな先輩からは『楽しんでこい』と言われた」

インサイドハーフでスタメン出場した安達。写真:佐藤博之

 [ルヴァン杯・第2節] 横浜FC 0-1 神戸/3月26日/ニッパツ三ツ沢球技場

 ヴィッセル神戸の18歳ルーキーがプロデビューを飾った。

 3月26日に開催されたルヴァンカップのグループステージ第2節で、神戸はアウェーで横浜FCと対戦。1-0で勝利を収めた。

 この試合で、神戸は今季トップ昇格を果たした安達秀都をスタメンに抜擢。インサイドハーフで出場すると、ボールに絡む回数こそ多くなかったが、前線で起点になる場面や2列目から積極的に飛び出すプレーを見せた。

「スタジアム入りした時は少し緊張していました」という安達は、「自分がボールを受ける回数が少なかったです。僕はボールを受けたほうが良さが出る選手だと思っているので、もっとボールに触れたら良かったです」とデビュー戦を振り返った。
 
 また、「いろんな先輩から、後ろに俺らがいるから『楽しんでこい』と言われて、そこは意識していました。手応えはまだないです。球際の部分は監督からも弱いと言われているので、強度を上げていきたいです」と課題を口にする。

 それでも吉田孝行監督は「非常に技術が高い。ボールを受けて前に向くプレーは出せていた。そこから前線に送るパスやアタッキングサードでどう絡んでいくかは今後の課題にはなる。ただ、十分、自分の力を出してくれたと思う」と評価。今後に期待を寄せた。

「今日の出来ではだめ。練習からアピールして、次また試合でチャンスをもらえたら、もっとガンガンいって、自分でシュートまで持っていきたいです」と意気込む安達。今後の成長に期待だ。

取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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