ブライトンの三笘薫は、ここまで公式戦９ゴールと躍動。世界的には無名だったアタッカーが、一気に大ブレイクを果たした。

　独自の手法で選手を補強し、メジャーリーグのアスレチックスを再建したGMの姿を描いた映画『マネーボール』を引き合いに出し、データを駆使して知名度の低い選手を獲得して、その才能を開花させるブライトンの戦略を称賛したのが、英紙『Daily Mail』だ。

　同紙はブライトンについて「非常に成功したデータ主導の採用モデルによって強化されている」と綴り、日本代表MFについてこう評している。

「ミトマはプレミアリーグ今シーズンのブレイクスルースターだ。ポゼッション、クロス、ドリブル、そしてチャンスを生み出す彼のデータは、おそらく世界最高のポゼッションチームであるマンチェスター・シティで同じポジションでプレーしているジャック・ グリーリッシュとほぼ完璧にマッチする」

【動画】思い切りのいいシュートが相手の足に当たってゴールへ！三笘の今季９点目をチェック

　記事は「川崎フロンターレでの最終シーズン、ミトマのデータは計り知れないものだったが、誰が見ていたのだろうか？ （ブライトンのオーナーである）トニー・ブルームの採用チームは見ていた。ブライトンは 2021 年に 250万ポンド（約４億円）で彼と契約し、ベルギーのユニオン・サン＝ジロワーズに１年間のローンで彼を送った」と続けている。

　移籍専門サイト『transfermarkt』によれば、現在の三笘の市場価値は2200万ユーロ（約31億円）。もし今夏に移籍にすれば、その２倍近い移籍金となるのは間違いないだろう。それだけでも、ブライトンの補強戦略がいかに見事だったかが分かる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「なんというミスだ」英メディアも驚いた三笘の決定機逸シーン

【PHOTO】現地カタールで日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介！