３月26日、ルヴァンカップのグループステージ第２節で、ヴィッセル神戸は横浜FCと対戦。１－０で勝利を飾った。

　この試合にアンドレス・イニエスタは今季初出場。スコアレスで迎えた76分からピッチに立った。

　昨季のリーグ最終節、横浜F・マリノス戦以来の出場となったイニエスタだが、ブランクを感じさせない圧巻のプレーを披露。80分に見事なスルーパスでチャンスを演出すれば、85分には絶妙な縦パスを汰木康也に通し、大迫勇也の決勝弾の起点となった。

　少ない時間でチームを勝利に導いたスーパースターは「自分としては常に試合に出るための準備をしているし、今日はプレーできて、チームの勝利に貢献できたことを嬉しく思っている」と試合を振り返った。
 

　また、シーズン開幕前の足の怪我や、妻アンナさんの出産立会いのためバルセロナに一時帰国するなど、チームを離れる時期もあったが、コンディションについては「問題ない。感覚は良いよ」と状態の良さを強調。

「怪我を治さなければいけなかったし、バルセロナに帰らなければならなかったが、日本に戻ってきて２週間経った。コンディションは良いので、あとは監督次第。より万全にしていきたい」と力を込めた。

　頼れるキャプテンが戻ってきた神戸。リーグ戦で首位を走る勢いをさらに加速させる。

取材・文●中川翼（サッカーダイジェストWeb編集部）

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