元日本代表MFの北澤豪氏が３月26日、日本テレビ系列の情報番組「シューイチ」に出演。同24日に行なわれた日本対ウルグアイ（１－１）を振り返った。

　試合のハイライト映像とともに解説した北澤氏は、まず開始直後の３分に長い距離のドリブルを見せた三笘薫に注目。雨でピッチが滑りやすいなかで、序盤に披露したプレーを「相手が３人来るという、警戒させるプレーができるのが、素晴らしい」と称えた。

　また、75分に伊東純也のクロスに合わせた西村拓真の得点シーンでは、西村の目前にいた上田綺世のプレーに着目。「（相手を）引っ張ってくれている。それによって、あそこのスペースが空いてくる」と、24歳FWのオフ・ザ・ボールの動きを称賛した。

　そのうえで、森保ジャパンへの採点は「50点」。理由には、野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）優勝で世間が盛り上がっている点と、ワールドカップでベスト８を目標にしているという点から、勝利が必要だったと説明した。
 

　一方、収穫にはビルドアップを挙げる。「新しい戦術を持ち込んだ」として、バリエーションが広がったと解説。「ワールドカップ組でない新戦力が、その役目を担った。力の差がなくやれていた」と手応えを口にした。

　また、28日のコロンビア戦でポイントとなる選手には、堂安律、伊東、三笘を提示。コロンビアのサイドが空く傾向があり、日本のストロングポイントもサイドにあると分析して、アタッカー陣を挙げた。

　さらに、現状の森保ジャパンに"FKの名手"的存在がいないと懸念を示す。「見せ場を作れる選手」として、堂安にその役割を期待した。

　コロンビア戦は28日、ヨドコウ桜スタジアムで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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