「“三笘ありき”では難しい」城彰二が森保Jの課題をズバリ!伊藤洋輝には改善点を具体的に提示「内側に置いてしまうので…」

2023年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「思い切って開いて、前にコントロールできれば」

城氏が伊藤の改善点を提示。写真:サッカーダイジェスト/JMPA代表撮影

 元日本代表FWの城彰二氏が3月25日、自身のYouTubeチャンネルでウルグアイ代表と対戦した日本代表について語った。

 日本は南米の雄との一戦で、38分にフェデリコ・バルベルデのヘディング弾で先制を許したが、75分に西村拓真の左足弾で追いつき、1-1で引き分けた。

 城氏は、まず右サイドバックでスタメンに名を連ねた菅原由勢に言及。代表戦2試合目の"新戦力"を、高く評価した。

 20分にFW浅野拓磨の決定機を演出したスルーパスについて、「高い位置を取りながら、精度の良いパスを供給できた」と振り返る。右サイドハーフだった堂安律との関係も「すごく良かった」と称えた。

 また、途中出場直後に同点弾を決めた西村を「よく決めた」と称賛。海外組も招集された日本代表では初出場となった26歳に、「すごく自信になっただろうし、代表選手に対しても、火をつける。相乗効果が非常にあると思う。今後も楽しみ」と期待した。
 
 さらに、三笘薫を高く評価。左サイドハーフで先発し、得点に絡めなかったものの「凄い。雨のコンディションで、かなりボールがスリッピーで難しいところを、ドリブルもそうだし、コントロールの質に関しては、ズバ抜けている」と述べる。

 ただ、左サイドバックの伊藤洋輝との連係を問題視。その伊藤について「悪くはない。安定した守備も特長」としつつ、ボールを持つ際に「必ず、内側にボールを置いてしまうので、下げるのが最優先になってしまう」と見る。

 そして、「思い切って開いて、前にコントロールできれば」「まずは前を向く姿勢を取れば、見える角度がどんどん広くなるので。パスも上手くいったり、オーバーラップするタイミングもある」と改善点を提示した。

 一方、チームの攻撃については、"遅攻"に課題があると城氏は考えている。その要因として、1トップに入った浅野が「ポストプレーや攻撃の起点になる選手ではないので。どちらかというと、スペースに抜けていって、裏で勝負するのが特長。縦パスは、なかなか入らない」と語った。

 そして「連係力も必要だし、三笘も前を向けてスペースがあれば勝負に行けるが、そこから周りの選手との絡みがないと、"三笘ありき"では、なかなか難しくなる」と指摘した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「ズバ抜けている」城彰二が"不発"の三笘薫を称賛するワケ。高く評価した2人の"新戦力"は?

【PHOTO】日本の出場17選手&監督の採点・寸評。MOMは途中出場から攻撃を活性化した伊東純也。三笘薫は何度か単独ドリブルで会場を沸かせたが…

【PHOTO】国立競技場に集結した日本代表サポーターを特集!

【PHOTO】最強コンビで中継を盛り上げた影山優佳&内田篤人!

次ページ【動画】「スバ抜けている」城彰二が“不発”の三笘薫を称賛するワケ。高く評価した2人の“新戦力”は?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事